第49話 今日は○○とデート♪
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
雀呂との一軒で酷い目にあった三蔵一行は、何だかんだで次の町に定着していた。
その町は人々の活気に充ち溢れ、市場や出店の周りには多くの客で賑わいを見せていたので、今まで妖怪の襲撃にもあったことないのだろうと八戒はそう言っていた。
………が、そしてそんな中、三蔵一行が宿泊していた宿では四人が大変なことになっていた。
事の始まりは一時間前
***********
「ん~~~…なんだか暇だなぁ…八戒は洗濯中だし、悟空はジープと寝ているし、悟浄はどこかに行ってるし、三蔵は新聞読んでるし…誰も相手にしてくれなぁぁぁい!!」
先ほどからずっと自室のベッドに項垂れ暇を持て余していた幸恵だったが、あまりにも何もすることがなかったので段々とイライラし始めていた。
「はぁ~~…もう一人ぐらい三蔵一行に仲間がいたらなぁ…~」
うつぶせになったままの体をゴロリと反転させ、窓から見える空をじっと眺めれば鳥が元気よく羽ばたいていた。
そんな中彼女は何かを思いついたようにハッとして、勢いよく体を起き上がらせるとブレスレットをかざして、惷涯を召喚した。
惷【今日はどうされたのだ?】
「急に呼び出してごめんね。
今日は別に急用ってわけじゃないんだ。
ただあまりにも暇だったから惷涯と二人っきりでお出かけがしたいなぁって思ってね…………ダメかなぁ?ι」
幸恵は何も言わない惷涯を下から見上げ心配そうな表情で顔を覗き込むと、その表情を見た惷涯を顔を赤らめた。
惷【っ…//////…いや…問題はない/////…今日は幸恵様にお付き合いしよう】
「本当に!?♪
ありがとう惷涯!!」
幸恵はとびっきりの笑顔で惷涯の腕に抱きつくと、それを見た彼もまた優しい笑みを浮かべて彼女のことを見ていた。
.