第48話 激闘!見つけた光
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黄「――あ、貴方達……」
ニィ「……へぇ、今後の参考までにさ、どーやって元に戻ったか教えてくんない?」
紅「今後などない…俺はもう二度とあんたの実験体にはならない――勘違いするなよ!
三蔵側に廻ったわけではない!!俺は俺の意志で奴らと戦う!!
――だがそれは母上や俺達の安息の為だ!!
貴様のくだらん暇つぶしの駒になるつもりはない!!!」
紅孩児は声を張り上げニィ健一に言って聞かせた。
すると独角児の腕の中で紅孩児を呼ぶ李厘の小さな声が聞こえてきた。
李「…ちゃん………お兄ちゃんだ…へへ、やっぱり来てくれたんだね」
弱々しい意識の中、李厘は紅孩児に必死に手を伸ばすと、彼もまた優しい笑みを浮かべてそっと李厘の手を握り締めた。
紅「…あんた前に言ったな。
大事な物は手放すなと……俺にはたとえ離れる事があったとしても――――――何度でも差し伸べてくれる腕がある…――――あの時、光が見えた――――あんたには判らんだろうがな」
紅孩児はそのことをニィ健一に伝えると研究室を出て行った。
彼らの居なくなった研究室でニィ健一は持っていたチャス駒を叩きつけると、頭を抱え込んで不気味に笑いだした。
ニィ「…くっ…くっくっくっくっくっ……
あーあ失敗失敗。案外じぶといモンだね、見直したよ――――――まったく誰も彼も光りばっか追いかけて…―――虫みたいだ」
END