第47話 冷たい瞳
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……マジで?
マジで?
腕…上がんねぇ
畜生動けよこのっ
動けって
俺の身体だろ!?
紅孩児は悟空に止めを誘うと大きく腕を振り上げた。
すると、今までその様子を見ていた坤が大きな声を出して阻止した。
坤「―――やめろォ!!悟空兄ちゃんにそれ以上何かしてみろ…ッお前を一生許さなっ…………!」
紅「っ!?」
眼に涙をためながら坤は必死に言っていたそのとき、攻撃をしようとしていた彼の腕を白い手が掴んでいた。
「その辺にしてあげなよ…王子様」
坤「幸恵姉ちゃん!!!」
゛バキィッ!!”
危機一髪のところで姿を現した幸恵は地面を蹴り上げると思いっきり紅孩児に回し蹴りをして遠くに吹っ飛ばした。
「悟空、来るのが遅くなってゴメンね……もう少し待ってて?
こっちを片付けたら治してあげるから……」
そして幸恵は惷涯に力を求めると、二人は一体化して紅孩児の目の前にはシルバーの髪をなびかせた幸恵が火影骨を両手に持ち立ちはだかっていた。
紅「貴様が陰陽の姫巫女か」
『そうだとしても、私は貴様に従う気は無い……
孫悟空殿を傷つけた分貴様にも同じ苦しみを味わってもらうぞ』
幸恵は火影骨を一振りすると、一気に地面を蹴り紅孩児に向かっていた。
紅「…―っ!!」
゛ザシュッ!”
幸恵は正面から向かっていくと、目の前にいた紅孩児は攻撃に備え構えた。
しかし、突然彼の目の前から幸恵の姿が消え、それに驚いた紅孩児は大きく眼を見開いた。
『フッ…遅いな』
消えたと思っていた幸恵は眼にも止まらぬ速さで彼の背後に着くと、振り向こうとした紅孩児よりも早く火影骨で背中を切りつけた。
紅「……それで倒したつもりか?」
『何ッ!!?…ガッ!!』
切り付けたことで何らかのダメージがあるだろうと思っていた幸恵だったが、痛覚すら感じていない紅孩児はイキナリ背後に居た幸恵の首を掴みかかった。
『カハッ!!……あっ…っぐぅ!』
紅「陰陽の姫巫女…貴様は俺と一緒にきてもらう…魔天経文と共にな」
ギチギチと紅孩児の指は少しずつ幸恵の首を締め上げ、彼女の意識も段々と薄れだした。
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