第47話 冷たい瞳
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【久しいな幸恵様】
「本当だね
あ、今回はちょっと急ぐんだ!
至急悟空の居る所までお願いできる?」
【御衣】
幸恵は惷涯にお願いごとをすると、そっと彼女を抱き寄せ二人を再び眩い光が包み込み、その場から姿を消した。
その頃村の人たちと洞窟に閉じ込められていた坤は、何とか外で戦っている悟空を助けようと必死に土や石やらをどけて掘っていた。
坤「クソっ…!」
「…おい坤、やめた方がいいんじゃねぇか?」
「そうだよ、もう少し待ってみてからでも………」
しかし、そんな必死な坤を他所に大人たちは彼の行動を止めようとしていた。
坤「――だってあれから随分経ってるんだよ!?悟空兄ちゃんが心配じゃんか!!」
「いやだからさ、あの兄ちゃんもやられちまったかもしれんし……ι」
「もし妖怪どもが外で待ち構えていたら」
坤「~~~なに言ってんだよ!!兄ちゃんは俺たちの為に一人で戦ってんだぞ!!?
俺をここまで連れてきてくれたのだって……っ」
坤は情けない大人たちに大声を張り上げて言った。
坤の小さな手は前に進もうと必死に土を掻き分け、ドロだらけになっていた。
すると、坤の隣で自分よりも小さな手が来ると、自分の隣では妹の凛が一生懸命土を掻き分けていった。
なんな幼い二人の行動を見ていた大人たちはとうとう折れてしまい、スコップを持ってきて一緒になって掘り出した。
坤「オジサン達…」
「確かに俺たちも生き埋めはゴメンだしなぁ」
それから少しして掘り進めて行くと岩はガラッと音を立てて外が見えるくらいの穴が開き、坤は急いで悟空の様子を確かめた。
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