第32話 おかえりの場所
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そういえば三蔵の変わった所って精々ブーツよね」
三「当たり前だ。
この法衣は「三蔵法師」の伝統的な正装だ…易々と新調するような物じゃねぇよ」
「んあぁ!?じゃあ何か?
ブーツは良いんかい!ブーツは!!
伝統的な正装なら前みたいな草履も一緒に履かんかい!!」
三「……ι何故そこでキレる?ι」
それから皆としていくうちに段々夜も更けていった。
ジープでは寝ることができなかったので、悟空と幸恵をジープの中で寝せて、大人の三人は草原で雑魚寝をしていた。
そんな中幸恵は目を覚ますとジープを抜け出し、どこかに向かって歩き出した。
やっぱりこの世界の星は綺麗だ……。
勝手に抜け出したらまた前見たいに八戒に怒られるかな?ι
テクテク歩きながら苦笑していると、森の一角に広く開けた草原があったので、幸恵はそこに腰をおとした。
「やっぱり綺麗……私の世界とは全然違うよ。」
空を見上げて今にも降ってきそうな星を瞳の奥に映し出していた。
空を見上げて数分が過ぎたとき、幸恵の背後で気配を感じた。
それに気付いた幸恵は妖怪かと思い警戒したが、そこにいたのは悟浄だった。
「ご…悟浄かι妖怪かとおもったよ
…で、どうしたの?」
浄「あぁ……寝てはいたんだけど、目が覚めたときに幸恵ちゃんの姿が見えなかったから探したんだ………」
表情は暗くてよく見えなかったが、悟浄の声は少し震えていた。
「悟…じょ…?…―――ッ!!////」
様子が変だと思った幸恵は、悟浄の近くに駆け寄った。
しかし次の瞬間、いきなり悟浄に力いっぱい抱きしめられた。
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