第18話 玄武の解放
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【何でだ!!何で俺たちが戦わねーと行けねぇ!!?】
あいつは…私達の敵のはず
【今すぐ戻ってこいよ!!俺の所に戻ってこいよ!!】
なのに…アイツの目は悲しそうだった。
玄黒寺で玄武が無かった事を知らされた琴音は、一旦彼等と共に船へと戻ってきていた。
そして、残る刀は残り二本になり、真選組の作戦で玄武と麒麟は同じ場所にある事を琴音は敖炎に報告をしていた。
次の出撃の日が来るまでの間琴音は自室に籠り、窓に打ち付ける雨を窓越しに眺めていた。
その間彼女に脳裏には銀時の言葉と顔が頭から離れず、ずっと銀時の事ばかり考えていた。
”コンコン”
「誰だ」
突然部屋の扉がノックされ、琴音はそれに問いかけると、ゆっくり開かれた扉の先には敖炎が立っていた。
炎「少しいいか」
「珍しい事もあるのだな、敖炎から訪ねて来るとわ」
炎「話しておきたい事があってな。
明日将軍家の城へ玄武と麒麟を奪いに行く。
四神刀は四本中三本は手に入った……残りの玄武を手に入れる事は容易いだろう。」
「言っておくが麒麟の封印されている場所が城ってだけで、詳しい在処は知らないわよ」
炎「その事なら問題は無い。
麒麟は常に四神刀と共鳴し合ってる…四本の刀の力を一つにして呼び起こせば必然と麒麟の封印も解ける。
それでだ、麒麟の封印が解けたら琴音にそれを使ってほしい。」
「私に…?何故だ」
炎「我々闇烏は己が所持する刀は既に決まっており、それ以上の刀を持つと力すら発揮出来ん。
今の段階で麒麟を使う事が出来るのは琴音だけなのだよ」
「…私だけ?」
炎「あぁ、君だけだ。
そして是非ともその麒麟で我らの敵である白夜叉の息の根を止めてくれ
……出来るな?」
……白夜叉…の
「分かった。
任せろ」
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