第16話 交わる刃
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近藤は何とか隙をついて一撃でも敖明に入れようとしていたその時、何処からとも無く現れた水柱が、炎の竜巻を一瞬にして消し去った。
明「っ!」
閏「……っ」
近・土「「Σっ!!?」」
先ほどまで勢いよく燃えていた炎は消え、そのかわり辺り一面水浸しになると、敖明と敖閏はそれが誰の仕業かすぐに分かった。
「いつまで遊んでいるつもり?」
光「僕たちの用件はもう終わっちゃったよ。
そっちは玄武は手に入れたの?」
青東寺から青龍を手に入れた琴音と敖光が姿を現し玄黒寺に現れると、彼女の姿を見た土方と近藤は驚きの表情を見せた。
「……貴様等も真選組か……本当にどいつもこいつも邪魔な奴等だ
どれよりも玄武はどうしたの?」
明「此処には無いらしい。
ある場所は将軍家の城だ」
「城ねぇ……ならば一度引くわよ。
玄武の在処がそこなら、麒麟も一緒に頂けるからね
その時は敖炎も一緒に連れてくればいい」
琴音の言葉を聞いて敖明と敖閏は鞘に刀を収めると撤退の準備をした。
土「琴音!!……なんで琴音がそいつ等と一緒にいるんだ!!?
こっちに戻ってこい!!」
「貴様もあの白夜叉と同じ事を言っているのだな。
これが最後だ………私が戻るべき場所は敖炎の所。
貴様等がなんで私にそこまで執着してるか知らないが、私に取って貴様等は敵でしかない。」
琴音は表情一つ買える事無く冷たい言葉を土方に投げ掛けると、彼女もそれから振り返る事なく彼等に背を向けその場から消える様にしていなくなった。
つづく