第16話 交わる刃
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琴音と敖光が青東寺に青龍を取りに行っている間、敖明と敖光は北の玄黒寺に玄武を取りにきていた。
そこは青東寺同様、既に真選組の警備が強化されており、前回より配置されている人員も倍に増えていた。
前回の失態が二度と起きない為に、今回は挽回出来る様近藤と土方も神経を張り詰めて任務にあたっていた。
土「近藤さん、青東寺は総悟に任せていたが、あっちは本当に大丈夫なんだろうな?」
近「あぁ、総悟の剣の腕は俺たちが認めている。
それに向こうには万事屋も居るから大丈夫だろう」
土「その万事屋が居るから不安ってこともあんだよ∪
あの二人が一緒だとドSコンビ結成だからな。
……それに………」
【ふざけんじゃねーぞ!!!
俺が何とも思ってねぇわけねーだろ!!!
すぐにでも琴音を助けてやりてーさ!!すぐにでもあいつ等をぶっ倒してやりてーさ!!!
だが仕方ねぇだろ!!!
今の俺じゃどうする事もできねーんだよ!!!!】
近「なぁに!心配する事もあるまい。
それよりも俺たちはこっちの方の警備に集中しておこう
それとトシ、お前が守りたいと思っているものは、俺を含め皆同じ気持ちだ。
皆で琴音ちゃんを助けてやろう」
土「…っ…近藤さん」
近藤は最近消沈していた土方を元気付ける為に、彼らしい優しい言葉で土方を元気づけると、その大きく温かな手でポンッと彼の背中を叩いた。
土「有難うな近藤さん……この任務なんとしてでも成功させて、琴音も助けださねぇとな」
土方は近藤の心遣いが嬉しくなり小さく笑みを浮かべると、心からこの人が自分たちの大将で良かったと改めて思った。
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