第15話 届かない言葉
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「弱いくせに私の邪魔をするな」
琴音は青龍刀を持つ手にグッと力を入れ、新八達に攻撃をしようとしたそのとき、彼女の後方で大きな爆発音と共に凄まじい水柱が吹き上げた。
”ドォォォオン!!!”
沖「今度は何でィ!!」
「沖田隊長!!大変です!!
青龍が…青龍が盗まれましたぁ!!!」
沖「何!!?」
吹き上げられた水注の水圧で青東寺は崩壊し、そこには龍の様にうねりを上げた水が敖光を包み込んでいた。
「思った以上に速かったわね」
光「だってコイツ等警備している割りには、全然その役割を果たしてないよ
僕の方は用件終わったけど、そっちはどうなの?」
「私の方は殺そうと思えばいつでも出来る。
今日は青龍が目的だったからね」
光「そっか、じゃあ帰ろっか」
敖光と琴音は本来の目的を果たしたため、今日の所は帰ろうとしたそのとき、彼等の周りを真選組が完全に包囲していた。
沖「今回はそう簡単に帰す訳にはいかねーな。
どうしても帰るってんなら、それを置いていきな」
光「あまり強がった言葉は言うもんじゃないよ。
また切り刻まれたい?」
沖「今度は俺が刻んでやるよ」
敖光と沖田はピリピリとした空気を漂わせた中、刀を手にお互い構えていると、呆れた表情を浮かべた琴音が二人の間に立ちはだかった。
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