第13話 彼女のいない現実
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銀時の言葉を聞いた土方は、額に青筋を浮かび上がらせ、銀時の胸ぐらを掴むと、大きな声で怒鳴りつけた。
突然の事に驚いた近藤と沖田は土方を止めようとしたが、そんな事はおかまい無しに銀時に言い放った。
土「琴音が攫われてんだぞ!!?
テメェは何とも思わねーのかよ!!
何が一筋縄じゃいかねーだ!!何が次は殺されるだ!!
テメェーの琴音に対する気持ちはそんなもんだったのかよ!!?
そんな事でいちいちビビってんのかよ!!?」
近「止めろ!!トシ!!」
銀「…っ………何とも…思わねーだと?
ふざけんじゃねーぞ!!!
俺が何とも思ってねぇわけねーだろ!!!
すぐにでも琴音を助けてやりてーさ!!すぐにでもあいつ等をぶっ倒してやりてーさ!!!
だが仕方ねぇだろ!!!
今の俺じゃどうする事もできねーんだよ!!!!」
土「……落ちたもんだな
少し頭でも冷やしてきやがれ」
土方は乱暴に胸ぐらを掴んでいた手を離すと、そのまま室内へと消えて行った。
銀時は自分でも分かっていた事を更に彼に言われ、いたたまれない気持ちになった。
近「万事屋…すまなかったな。
トシも自分でイラついてるんだ……琴音ちゃんを守れなかった自分に、弱い自分に……お前に言った言葉は全て自分に向けて言った言葉でもあるんだろうな」
銀「…いや……俺も悪かったな。」
銀時は横に立てかけてあった木刀を手にすると、フラフラな体で真選組を後にした。
つづく