第13話 彼女のいない現実
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銀時は山崎に支えられながら近藤達のいる部屋に通されると、縁側には近藤、土方、沖田の三人の姿があり、彼等も銀時同様に体中包帯が巻かれていた。
近「…万事屋」
銀「よぉ、テメェ等のしけた面を拝みにきてやったぜ」
土「それはテメーも同じだろうが」
沖「旦那ァ、安静にしてなくて良いんですかィ?」
銀時は縁側の所まで来ると、近藤の隣に腰を下ろし杖代わりにしていた木刀を縁側に立てかけた。
銀「安静も何も…布団なんかにのんびり入ってらんねーだろ」
近「ま、それもそうだな」
土「で?…勿体ぶってねーでさっさと用件を言えよ。
そんな大怪我を負ってまで、こんな所に世間話をしにきた訳じゃねーんだろ?」
銀「ったりめーだ。
俺だってこんな所好き好んできたりしねーよ。
…お宅等にも話しておこうと思ってな……闇烏について」
銀時からその名前が出た瞬間、三人の表情は険しくなると、銀時はゆっくり話し出した。
銀「あの三人、真選組の新入りとして入った奴等は【闇烏】という天人だ。
名前は敖光、敖明、敖閏……そして、闇烏総督の敖炎がいる。
奴等は今から十年ぐらい前、まだ世の中が攘夷戦争真ただ中だった頃、奴等は地球に四神刀と神刀を求めてやってきた」
銀時は彼等にも分かる様に、過去に一度自分たちと一戦を交えた事を話し出し、今回に至まで説明した。
彼等も初めは信じられないと言った表情を浮かべていたが、それでも現実を受け止めようと真剣に銀時の話しを聞いた。
銀「ま、そんな所だ。
奴等は神刀を手に入れる為に、今回真選組に潜入して四神刀の略奪し、神刀を探しまわっているってことだ。
だがあいつ等は普通に戦っても一筋縄じゃいかねーよ。
次行けば確実に殺されるかもな」
土「……それで………それで良いのか」
銀「…んぁ?」
”グイッ!”
土「それで良いのかって聞いてんだよ!!!」
近「トシ!!」
沖「土方さん!!」
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