第13話 彼女のいない現実
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桂「貴様だけが琴音殿の安否を心配しているわけでは無いのだぞ!!
助けに行けるものならすぐにでも行ってやりたい……琴音殿が無事に帰ってきてくれるのなら、俺だって刀を手にし奴等の所に乗り込むだろう。
だが、一時の感情に任せて行った所で勝ち目はあるのか!!?
今貴様がする事はその怪我を少しでも速く治して、次の戦いに挑む事だ!!」
妙「……銀さん、辛いのは貴方だけじゃないんです。
貴方が今此処で取り乱してしまったら、誰が琴音ちゃんを助け出すんですか」
登「琴音が今のアンタを見たら何て言うだろうね。
己が信じた女なら、アンタも琴音の事を信じておやり」
銀「……オメェ等」
彼等の言葉を聞いて、銀時の感情は徐々に落ち着きを取り戻していた。
銀「…悪ぃ…」
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その日銀時は木刀を杖がわりにして、痛む体を少しずつ動かしながら真選組に向かっていた。
外出する事を聞いた新八達は必死に止めようとしたが、それでも銀時は彼等の言葉を押し切って一歩ずつ歩みを進めていた。
本来なら少しでも怪我を治す事を、優先にしなければならないのだが、大人しく布団の中で寝ていると考えたくない事まで考えてしまうと思った。
そして銀時が屯所の門まで来たとき、玄関先でバトミントンのラケットを素振りしていた山崎が銀時の姿を見つけ、駆け寄ってきた。
山「旦那!怪我は大丈夫なんですか!?」
銀「まぁな…見ての通りだ」
山「あまり無茶しないでくださいよ?
局長たち同様に、旦那の怪我も結構酷かったんですから!」
銀「無茶はしてねーよ。
それよりもあいつ等はいるか?」
山「はい、まだ安静にしてなきゃいけないんで今は自室にいますよ。
案内しますね」
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