第11話 伸ばした手は届かなかった。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
新「此処が紅南寺なんですね?」
神「めっさ広いアル!」
琴音が屯所に行っているころ、銀時達は朱雀が奉られている紅南寺に来ていた。
普通のお寺と違って国宝を奉ってあるため敷地を広く、本殿はとても歴史を感じる建物だった。
銀「おーい騒ぐなよ。
俺たちは仕事で此処に来てるんだからよ~」
新「銀さん琴音さんが一緒じゃないからって、あからさまにやる気の無い顔でいるのは止めてくださいよ∪」
銀時は死んだ魚のような目が、更に死んだような目になっており、石の階段に座って視線の先にいる真選組をボーと見ていた。
新「今日は朱雀の移動だけあって警察の配備はやっぱり厳重ですね。
しかも前回は白虎を盗まれたから今回は尚更ですよ」
紅南寺には神殿、拝殿の周囲以外に寺の敷地内の外にまで真選組が警備にあたっており、外部からの侵入に目を光らせていた。
銀「ま、お偉いさんに任されていた事だから、今回は何としてでも守らにゃ、奴等の首も一気に飛ぶだろうにな。
まぁ、首だけならまだ良いが、心臓までもってかれるだろーしなぁ」
土「縁起でもねぇこと言ってんじゃねーよ」
沖「もう二度目はないでさァ」
近「総悟の言う通り!同じ事の過ちは繰り返さないさ」
新「土方さん、沖田さん、近藤さん」
近「あれ?今日は琴音ちゃんは一緒じゃなかったのか?」
銀「あ~そうだよ!今日は俺の愛しい琴音ちゃんはいねーんだよ!」
背後から聞き覚えのある声が聞こえ、三人は後ろを振り向くと、そこには警備配置の任務にあたっていた近藤達の姿があった。
そんな彼等を見て今度は真っ先に琴音が一緒じゃない事を言うと、不機嫌だった銀時の表情が更に不機嫌になってしまった。
.