第9話 同じ苦しみを
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光「敖光ただ今戻りました」
明「敖明ただ今戻りました」
閏「敖閏ただ今戻りました」
炎「ご苦労だった。
何か変わった事はあったか?」
月明かりが闇を薄らと照らし出す人気の無い山奥に、一隻の艦船が停泊していた。
鬼兵隊のものでも快援隊のものでもなく、全てが深黒の色に包まれた、正に【闇】と言う名が相応しい闇烏の艦船だった。
船首には黒い髪を夜風になびかせ月明かりをバックに佇む敖炎の姿があり、その周りには闇烏の部下達が片膝を付いて彼らの帰りを待っていた。
光「やはり当たりでしたよ。
真選組に侵入して四神刀を奪う事は簡単だったもん♪」
明「まず一つだが白虎を手に入れる事が出来たしな」
閏「明日は紅南寺の朱雀だと言っていた。
俺は今回リストから外されていたが、敖光と敖明なら上手く行くだろう」
炎「そうか…残りの四神刀を全て手に入れなければ、麒麟の解放すらする事が出来ん。
四神刀の在処を知っていても、麒麟の在処が分からなければ意味が無いからな」
光「大丈夫だよv
残りの刀なんて真選組の隊士として潜入しているかには、仕事は直ぐに終わっちゃうよ」
明「だが、そうノンビリしていられないかもしれねーぞ。
敖炎様、今回四神刀に関して何やら探りを入れている者がいる。」
炎「ほぅ…そいつは?」
明「真選組の女中である市原琴音」
敖明は琴音が資料室で何の資料を読んでいたのか気づいており、その時は知らないフリをして彼女を解放したが、今後自分たちの邪魔な存在になると思った敖明はその事を敖炎に話した。
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