第5話 攘夷戦争時代 後編
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それが闇烏との出会いだった。
アイツの眼を貫いた感覚は忘れられねぇ。
『神』と名乗ったあいつ等は……俺たちよりも遥かに強く。
そして……アイツの…敖炎と名乗ったアイツの眼は、遥かに冷たかった。
冷血……その言葉が合っているかもしれねーな。
銀時は月に照らされた自身の手を見つめると、ギュッと拳を握りしめた。
「…銀ちゃん?」
銀「っ!……ぁ……あぁ…琴音か。
悪ぃ、起こしちまったか?」
「ううん。ちょっと目が覚めてしまって…それに隣を見たら銀ちゃんがいなかったから
眠れないの?」
銀「ちょっと寝付けなくてな」
琴音は銀時の側に歩み寄ると心配そうな表情を浮かべ、それを見た銀時も彼女の体を引き寄せると、自分の膝の上に座らせた。
銀「そんな顔すんじゃねーよ。
今夜は月が明るすぎてな…。」
「ねぇ、もしかして今日桂さんが言ってた闇烏の事を思い出してたの?」
銀「こんな月の夜は、思い出さなくていい事を思い出しちまうからな〜。
でも、過去の事だ。
それにヅラの言った事も確実じゃねーって言ってたしな
さ、そろそろ寝ようぜ。
あまり起きて風邪引いてもいけねーしな」
「…銀ちゃん…忘れないでね?」
銀「ん〜何をだ?」
「新八くんも神楽ちゃんも…そして私も銀ちゃんの家族だから。
だから何かあったら一人で抱え込まないでね?」
銀「クスッ…ありがとよ」
銀時は琴音の体を軽々と抱きかかえると、その足で寝室へと向かった。
少しでも琴音の事を心配させないように…。
そして銀時は彼女の温もりを感じながら眠りへとついた。
つづく