第24話 愛すべき者の死
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銀時が刺される次の瞬間、そこには麒麟ではなく、琴音自身の意識が一瞬戻り、銀時を護る様にして敖炎と銀時の間に入ってきた。
そして鈍い音とともに、銀時の前に立ちはだかった琴音の腹部には敖炎の刀が突き刺さっており、銀時は大きく目を見開いた。
「…ゴフゥッ!」
”ズシャァ!”
銀「こ…琴音!!!!」
新「琴音さん!!!」
神「琴音!!!」
土「クソっ!!」
刺された琴音は口から血を吐き出すと、その場に力なく倒れ込んだ。
そして土方は自分の首に巻いているスカーフを取ると、傷口を押さえる様にして止血をすると、近藤と沖田も自分たちの首に巻いてあるスカーフを取って上から腹部を押さえた。
「…ハァっ……ぁ……はぁ」
銀「琴音!!!…な、何でこんな事!!
おい麒麟!!なんで琴音の体であんな事したんだ!!?」
新「銀さん!琴音さんの髪と目の色が戻っています!
今は琴音さん自身ですよ!!」
「…ぎ…ん…ちゃん……は……ハァっ……私…自身で…護りたかったから…ハァっ…」
近「琴音ちゃん!喋っちゃ駄目だ!!」
ドクドクと腹部から流れ出てくる血は、土方達がどんなに押さえても止まる事をせず、じわじわと地面を赤く染め上げていった。
「ご…めんね……勝手な事して……っ…でも…私……それ以前に…皆に…銀ちゃんに……かぶき町に……酷い事…しちゃった……」
銀「あれは琴音の所為じゃねーよ!!
しっかりしろ琴音!!
オメェまた俺の前からいなくなるつもりか!!?」
【みんなを護ってあげてくださいね】
あの時の…
松陽先生の言葉が
まるで呪いの言葉に聞こえてしまう
護ろうとすればするほど
大切な人が傷ついてしまう
消えて行ってしまう
.