第21話 光は再び戻る
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【もう俺たちは家族なんだからその敬語はやめなさい!】
【俺は手でも脚でも心臓でも!!
惚れた女は命をかけてでも守る!!
…だから心配するな琴音】
【何かあったら俺が守ってやる…手を差し伸ばされたらいつでもその手を掴んでやる。】
【好きだ…琴音】
「っ……ぎ……ん……」
銀「っ!!……琴音!?」
「銀……ちゃ………ヒクッ……ぅ…銀ちゃん」
この世界に来てから今まで彼等と過ごして来た事を思い出したのか、琴音は先ほど以上にボロボロと涙を流し、持っていた麒麟を手放すとガシャンと音を立てて地面に落ちた。
「ぅ…ぅう…ヒクッ……銀ちゃん…ごめ…なさ…。
ごめんな…さ…い……ヒクッ」
銀「琴音…思い出したのか…?」
「私……とんでもない事を…ヒクッ…ぅう…
その傷…もしかして…私が!」
”ギュ!”
「っ!!?」
銀時は泣きじゃくる琴音の体を自分の方に引き寄せ、その大きな体で彼女を包み込み込むとそっと耳元で囁いた。
銀「大丈夫……もう大丈夫だ。
琴音は何も悪くねぇ……それにこんな傷どってことねぇ。
後は俺に任せろ……俺が全てを終わらせてやるから」
「…銀…ちゃん…っ」
琴音は震える手で銀時の背中に手をまわし、ギュッと抱きしめると彼の甘い匂いや暖かさを感じた。
つづく