第20話 仲間とともに
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銀時達三人は九兵衛から借りた豼貅を手にし、とある場所へと来ていた。
新「…銀さん……ここは」
そこはかぶき町から離れた人気の無い広大な更地が広がっており、崖の上には深黒の色をした闇烏の船が停まっていた。
銀時は此処に来る事自体初めてではなく、少しばかり懐かしい感じもあったが、新八達には此処がどういった所なのかすら知らなかった。
銀「…もう来る事もねぇって思っていたが……また来るはめになるとわな。
ここは攘夷戦争のとき数多の天人と戦った場所であり仲間とともに過ごした場所だ。
失った仲間は数多く、流した血も少なくはなかった。
だからこそ失って初めて気付く事があるし、護らなきゃいけねぇもんだってあるんだ。」
新「銀さん、護らなきゃいけないものがあるのは僕と神楽ちゃんだって同じです。
僕ら何度だって差し伸べる手は用意してるんですから」
桂「それでこそお前だ、銀時」
銀「っ…ヅラ!?
それにオメェ等も」
背後から声が聞こえ、三人が振り返るとそこには桂、エリザベス、九兵衛、東城、お妙の姿があった。
桂「ヅラじゃない、桂だ!
……銀時、俺達は失ったものはデカかった。
帰ってくるものも無いかもしれん。
しかし、まだ失ってないものはある。
今ならまだ取り返せるものだってある。」
妙「そうですよ銀さん。
取られっぱなしだなんて私だって納得出来ないですもの。
ちゃんと帰ってきてもらわないと」
九「その為なら僕らだって何度でも手を差し伸べるさ」
東「私達に取っても琴音殿の存在はそれほど大きいという事なんです」
彼等の手に握られた武器から琴音を助け出したいという思いが滲み出ており、銀時達も彼等の気持ちを理解した。
しかし、その気持ちと同時に銀時の中には複雑な感情があった。
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