第19話 もう一つの刀
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万事屋についた銀時達は濡れた体をタオルで拭き、新八は人数分の暖かいお茶を用意して皆に差出した。
妙「それにしてもこんな天気初めてだわ。
天気予報では一日晴れだって言ってたのに…」
銀「あぁ、その事なんだが……。
今回この天気の原因は「闇烏なのだろう銀時」
銀「九兵衛…知ってたのか?」
九「あぁ、銀時が大怪我を負ったあの日、僕なりにいろいろ調べさせてもらった。
闇烏の事、そしてその刀を狙っていた事も。
琴音殿が攫われた事もあり、親友として放っては置けないからな。
……それで僕の屋敷にある古い書物を見ていたんだが、銀時…もしかしたら奴等に勝つ事が出来るかもしれん」
銀時は九兵衛野その言葉に一瞬反応すると、彼女は再び話しを続けた。
九「四神刀の青龍、白虎、朱雀、玄武と神刀の麒麟は遥か昔安倍晴明がその刀で鬼の軍勢に立ち向かい、京の都に平和をもたらしたと言われている」
新「あ、それ琴音さんが以前真選組の資料室から持ってきた本に書かれてありましたよ!」
九「あぁ、そしてその刀が今後悪用されない為に、京の都から東の都に移し、今日まで封印されてきた………その内容はどの書物にも書かれてある事だ。
しかし、四神刀の事について書かれていない内容もある」
銀「それは何だ?」
九「それは魔除刀【貔貅(ヒキュウ)】の存在だ」
銀「貔貅?」
九「あぁ、貔貅とは別名【避邪獣(ヘキジャジュウ)】とも言われ魔除けの効果があり、神刀の麒麟は四神刀の青龍達が五行の結界で守っているが、その五行の周りを魔除刀の豼貅が守っているのだ。
だが豼貅は魔除けだけではなく、その力すら浄化してしまう能力を持っていると言われている」
新「浄化ってもしかしたら神刀や四神刀の力も浄化するってことなんですか!?」
神「浄化したらただの刀に戻ってしまうことアルか?」
九「いや、浄化と言っても刀そのものの力を浄化するのではなく、その刀が放った力、もしくは刀そのものの能力を軽減する事が出来るという事なんだ。」
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