第19話 もう一つの刀
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炎「見たか!!これが我らの力!!
これが四神刀の力だぁああ!!!」
四本目の刀である玄武がとうとう敖炎の手に渡ってしまった。
敖炎はその刀の力を見せつける様にして、辺り一面に落雷を落として行くと、周りに居た隊士や城の兵達が次々とその力の前に脆くも崩れ去った。
光「あはは♪これでやっと四本が揃ったんだね♪
手元に四神刀がある今、麒麟の復活は目前ってわけだ」
沖「チッ…敵さんの方が俺たちよりも計画的に動いてたってことですかィ」
土「感心している場合じゃねーぞ総悟。
あんな厄介な武器一本でさへ面倒なんだ……それが四本、もしくは五本揃ちまったら俺たちがどんなに束になってかかっても勝ち目はねぇ」
炎「クククっ…勝ち目など我らがこの地に下りた時から皆無に等しい!
貴様等には更なる絶望を味わってもらおう。
敖明!!敖閏!!敖光!!
今こそ麒麟の復活だ!!!」
「「「御意!!」」」
敖炎は懐から五枚のお札を取り出すと、お城の中央にある大きな池の周り東西南北にお札を貼り、敖明達は自分の持っている刀の方位場所に立った。
炎「刀が共鳴し合っている……我らが探し求めてきていた麒麟が此処に眠っているのだ!」
そして敖炎は最後の一枚のお札を池に浮かべると、五行の光が浮かび上がり、四人はお札が貼られている上から一気に刀を突き刺した。
すると次の瞬間、突き刺した四本の刀がそれぞれ黒、青、赤、白の輝きに包み込まれると突如地面が揺れ出した。
銀「っ…何がおきようとしてんだ?∪」
神「池から何か出てきたアル!!」
暫く揺れが続いた後、池の中から黄色い光に包み込まれた一本の刀が姿を現した。
その刀は四神刀と違って形は青龍刀の様な大きな刃がついていた。
「っ…こ、これが幻の神刀…麒麟」
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