14話 鬼ではなくストーカーです
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次の日ー。
「…ん〜……朝?」
朝日が障子の隙間から差し込み、外では取りの囀り声が名無しの耳まで届いてきた。
昨日が休みだった分、今日は溜まっている仕事をやらなきゃと思いながら、ボーッとする頭で体を起こそうとした。
……ん?
体が動かない…。
っていうか身動きが取れない
名無しは身動きが取れない事に疑問を抱いていると、腰の辺りを何かにガッチリ固められている事に気づき、自分の背後に視線を送るとそこには土方の姿があった。
土「よぉ、オメェの抱き心地はいつもいいな」
「Σギャァアア!!!」
名無しは驚いて布団から飛び起きると、何の悪びれた様子も無い態度で彼女に引っ付いてきた。
土「朝から俺の顔を見れてそんなに感激してんのか?」
「んなわけ無いでしょーが!!#
何で副長は毎日毎日私の布団に入り込んでるんですか!!#
つーか男が女の部屋に入ってくるなんて非常識ですよ!!」
土「名無しは俺の女だ
惚れている女の布団に入り込んで何が悪ぃってんだ?」
「副長、一度あのゴリラ局長と一緒に脳みそ調べてもらった方がいいですね##
もしかしたらマヨネーズを摂取し過ぎて、脳みそまでドロドロになってるかもしれないですよ……いや、もう耳から流れ出てくる勢いですね
そもそも私は副長の彼女でもないんですから、いい加減ストーカーみたいな事止めてください」
土「ストーカーだと?
ふざけんな。
俺は名無し専門の愛の狩人なだけだ」
「そっちの方がふざけんな#」
***********
土方とのやり取りを終わらせ、朝から疲れきっていた名無しは本日何度目になるか分からない溜め息を付いていた。
沖「また土方さんですかィ?」
「ん…またなの∪」
沖「あの人も懲りやせんねぇ〜」
近藤から頼まれていた資料を沖田と一緒に資料室で探していると、ヤツレている名無しの姿を見た沖田が声をかけてきた。
名無しと沖田は歳が近い所為か、とても仲がよく何かあった時はお互いに悩みを相談したり、甘味屋に行ったりすることがあった。
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