13話 彼女という存在
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今朝の騒動から名無しかバタバタと準備を整え、いつもの様に自分の仕事に取りかかった。
今日は見回り当番じゃなかったため、名無しは自分の部屋で書類の整理や、土方に提出する為の報告書や資料などをまとめていた。
「これは午後局長と副長に提出しないと。
あ、これは山崎さんが借りたいっていてた本だったよね!
…今は外に出ているみたいだし、帰ってきたら渡しにいこ!」
名無しは紙にペンを走らせ、急ぎの分の資料を片付けていった。
名無しは隊士でありながら、近藤と土方と沖田が彼女を大切に思うあまり、怪我はさせられないという理由で戦いの前線に出す様な事はさせず、寧ろ屯所内でのデスクワークが多かった。
名無しとしては自分も皆と同じ隊士だから、刀を握る仕事も受けたかったが、彼等が安心してくれるのならと言う事で、それ以上彼女から言う事はしなかった。
沖「名無しいやすかィ?」
「あ、沖田隊長。
いますよ!どうぞ」
仕事に取りかかって暫くした時だった。
障子の向こう側から沖田の声が聞こえ、名無しは彼の室内に通すと、頭に愛用のアイマスクを乗せた沖田が入ってきた。
「沖田隊長、また見回りサボっていましたね?」
沖「え?何でバレたんでさァ」
「え?それガチで言ってます?
アイマスク頭に付けっぱなしですから∪」
沖「…あ
…まぁ、そんなこたァどうでもいいんでィ
名無しちょっと付き合ってくだせェ」
「え?
付き合うって何にですか?」
沖「土方コノヤローから資料を持ってこいって言われたんだが、俺なんかよりしょっちゅう資料室に行っているの方が詳しいんじゃねぇかと思って
探すの手伝ってくれやせんかィ?」
「良いですよ!
私も今日副長に提出する書類があったんで、資料室に行こうと思ってたんです。」
沖「はぁ〜…本当なら仕事サボって名無しと茶を飲みに行きたかったんですかねィ」
「サボるのに私まで巻き込まないでくださいよ∪」
そして沖田の資料を探す為に名無し達は資料室へと向かった。
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