2話 お化けなんてな~いさ
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ある日、中古車を買った彼氏が彼女に「ドライブに行こう」と誘った。
前から欲しかった車だったので、その乗り心地を彼女にも堪能してもらおうと、彼氏はそのドライブをとても楽しみにしていた。
『まさか中古でナビまで付いてるなんてな。
すげーラッキーだったぜ』
車を買った時からナビが付いていた事と、値段的にもとても安かったので彼氏は良い買い物をしたと、とても満足していた。
デート当日、天気は快晴でとても気持ちよく、車に乗った2人はとても景色がいいといわれている草原に向かって出発した。
『どうだいこの車。
乗り心地最高だろ?』
『えぇ、とっても良いわv
この車前から欲しいって言ってたもんね!』
彼氏はナビを確認しながら車を進めていき、時間が立つに連れて景色はどんどん変わっていった。
”ポーン”
【500m先右です】
”ポーン”
【この先斜め左です】
ナビの指示通りに道を進んでいると、助手席に座っていた彼女が景色を見てこう呟いた。
『ねぇ、この道本当に大丈夫なの?
なんだかどんどん山奥に入っていってるような気がするんだけど』
『ナビの通りに進んでるから大丈夫だろ。
多分もうすぐ着くって』
先ほどまでちゃんとした道路を走っていたのだが、気がつくと舗装されてない砂利道を進んでいってた。
”ポーン”
【この先道なりです】
”ポーン”
【500m先直進です】
”ポーン”
【100m先直進です】
車はどんどん進み、彼氏も気付かない間にスピードがどんどん上がっていた。
”ポーン”
【50m先直進です】
”ポーン”
【20m先直進です】
先ほどまで木々が生い茂っていて道から、急に視界が開けた場所に出て来たと思った次の瞬間。
『Σ止めてぇぇえ!!!!』
”キキィィィイイ!!!”
『ハァ…ハァッ…ハァっ…ど、どうなってんだ∪』
彼女の言葉で彼氏は急いで車を止め、何事かと思い前を見てみると、車のすぐ目の前は草原ではなく、断崖絶壁の崖になっていた。
”ポーン”
【死ネ…バ…良カッタ…ノニ】
”ポーン”
【死ネ…バ…良カッタ…ノニ】
”ポーン”
【死ネ…バ…良カッタ…ノニ】
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