10話 あの時に戻れたら……
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銀「確かに俺はあの日の夜……さららを裏切っちまった。
でも!!
でもそれでも俺はさららを愛している気持ちは変わらねぇ!!」
「……………私は……今の銀ちゃんに何を信じていいのか分からない。
あのとき言ってくれた言葉……とても嬉しかった。
でも…今はどんな言葉を言われても信じられない!!
……ごめんなさい
銀ちゃんと一緒にいたくない
………今まで有難う」
さららは荷物を抱え、玄関に向かって歩き出した。
銀「待てよさらら!!
……で…出て行く…つもり…か?」
「うん……今の此処に私の居場所なんて無いから」
銀「俺は!!
……俺はさららを手放したくない!!
さららがいなくなったら……俺は…俺は!」
「大丈夫だよ……銀ちゃんの周りには素敵な人たちが沢山いるから。
銀ちゃんの隣は私じゃなくても……私じゃなくても良いんだから」
そしてさららは振り返る事なく、そのまま彼の家を出て行ってしまった。
…あの時に戻れたら……
…あの日に戻れたら……
どれだけいい事か…。
どんなに後悔しても、さららは戻ってきてくれねぇ
どんなに後悔しても、あの楽しかった日々には戻れねぇ
さららの笑顔を奪ったのは
さららの笑顔を守れなかったのは
この俺だから…。
END
あとがき