10話 あの時に戻れたら……
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しかし、そんな時だった。
「あら、お侍さん偶然ねv」
銀「あぁ?」
「…え?」
背後から声をかけられ、銀時とさららはそちらを振り向くと、そこには一昨日の夜ホテルを共にした女が立っていた。
Σ何ぃぃいいいい!!!
なななんであの時の女がここにいるんだぁああ!!?∪
ヤベェよ!!∪
此処で合っちゃうなんてすげぇやべぇよ!!!
あれだよ!?
大体の浮気って『町でバッタリ合っちゃった』とか『メールを見たら削除されてなかった』とか、『車のシートの下から見慣れないイヤリングが落ちていた』とかぁあああ!!!
今まさに『町でバッタリ合っちゃった』ってやつじゃねぇかぁあああ!!!∪∪
つーか何で今!?
何で今なの!!?
神様、これは俺に対する苛め!!?
それともあの時の罰!!?
だとしてもそれは今じゃない!!
今じゃないよぉお!!!∪
「銀ちゃん、この人は?」
銀「知らない!!知らない!!!
俺は全然関係ない!!!∪
あれだ!!他人の空似って奴だ!!!∪」
「え〜…それってあんまりじゃない?
一昨日の夜から朝まで一緒にホテルで過ごした仲じゃないv」
「……え……ホテル?」
「あら、そう言えば貴方は彼女さん?
クスっ…あら、ごめんなさい
あまりにもいい男だったからつい頂いちゃったわ
お侍さんって彼女さんだけじゃ満足出来なかったようね。
何度も何度も求めてくるから、久々に私も楽しめたわv」
「………っ」
うそ……銀ちゃんが…
あの日…パチンコ屋に行ってくるって言ってただけだったのに……。
帰りが遅かったのも
この人と……一緒だったから
「……そっか……あの日…心配なんかする必要無かったんだね」
銀「さらら!違…Σっ!」
銀時はさららの顔を見て言葉を失った。
いつもはニコニコとしている彼女の顔は、目に溢れんばかりの涙を溜め、とても悲し気な表情を浮かべていた。
「私…のこと……いらないならそう言ってくれれば良かったのに………銀ちゃんなんか……大嫌い」
銀「っ…さらら!!」
さららは彼の手を振り払うと、そのまま銀時の元から走り去って行ってしまった。
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