9話 夢の中で会えたら
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私は来た道とは反対の方に体は反転させ走ろうとした。
しかし、逸早く私の行動を読んでいた男達は、私の体を地面に押さえ込むと、呆気なく倒れてしまい起き上がる事すら出来なかった。
「やっ!離して!!」
「へへへ、俺たちから逃げられると思うなよ」
「そう心配しなくても痛ぇ事はしないからさ」
「まぁ、初めてなら痛ぇかもしれねぇけどな!」
奴等の下品な笑い声が頭上で響き渡る。
此処は不運にも麦畑
周りには誰もいない
あんなに夢て見ていた美しい麦畑は……
今ではただの地獄の場所にしか思えない
嫌だ!
お願い…助けて!
助けて!!
「助けてぇええ!!!!」
ーーーーじっとしててください
「……ぇ」
”ドスっ!!”
「グァア!!」
”バキィ!!”
「ガハァッ!!」
”ドカァ!!”
「グハァッ!!」
声が聞こえた……そう思った瞬間、私を押さえ込んでいた賊達は皆勢いよく吹っ飛ばされてしまい、私も何が起こったのか理解する事が出来なかった。
「お怪我はありませんか?」
「…ぁ…はい。
有難うござい……ま…し……っ!!」
手を差し伸べられ、私はその手を掴み体を起こした。
そして、言葉を失った。
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