6話 甘党地獄
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
土「…ん?もう昼か」
「もうそんな時間なんですか?」
少しばかり背伸びをして、時計に目をやれば長針と短針は丁度12時を刺しておりお昼の時間を表していた。
さっきまで吸っていた煙草を灰皿でもみ消すと、隣で一緒に仕事をしていた名無しも同じ様に時計を見て筆を置いた。
「お昼どうしますか?
食堂に行きますか?」
土「あ~…いや、今日は出前でも頼んでみっか」
「出前って…土方スペシャルですよね?∪」
土「あぁ、いつもは三丁目のおばちゃんの店のを注文してるんだが、今朝チラシを見たら最高にそそられるメニューが出てたんだよ」
俺は朝刊に入っていたチラシを名無しに見せた。
「土方さんがそそられるものって………Σなっ!!∪」
土「これすげーだろ?
いつも食っている土方スペシャルじゃなく、マヨネーズが増量されている上に酸味も増してるんだぞ♪
美味そうだと思わねぇか?
何だったら名無しも食ってみるか?」
「あ、いや~…∪
あはは∪
ま、また今度ごちそうしてください!」
ただのマヨ丼だよね!?∪
マヨがご飯の上に覆い被さってしまっている残念な食べ物だよね!?∪
っていうかもう犬の餌にすらなってないんですけど~!!∪
土方さんって普段は本当にかっこいいんだけど…
ときどき残念だと思うのは私だけでしょうか?∪
「そ、それよりも早く注文しないと、お昼が終わっちゃいますよ?∪」
土「そうだな。
今日は俺が奢ってやる。
名無しも何か頼め」
「有り難うございます♪
じゃあ、私はハンバーグ定食で!」
俺はポケットから携帯を取り出し、チラシに書いてある番号に電話をかけた。
.