5話 小さな私のドタバタDay
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土「それに…体だって俺たちのせいで怪我してるみたいだしな……せめてものお詫びだ/////」
「クスっ…ありがとうございます土方さん!
じゃあお言葉に甘えて今夜はここにいさせてください
それに、今日はいろいろあって疲れちゃったし」
名無しは土方の好意を受け取る事にした。
その日の夜、名無しと土方は同じ布団に寝ていた。
名無しは「そこらへんでも寝れるから」と言ってはみたが、「そんなことダメに決まってるだろ」と断固拒否されてしまった。
「土方さんごめんなさい…お布団一緒に」
土「別にかまわねーよ。
今の名無しは小せぇからな…大して邪魔だとかは思ってねーよ/////」
「クスっ、何かこうやって土方さんと一緒に寝てるなんて変な感じだね」
土「フッ…確かにそうだな」
「いつもは甘い匂いが隣でしてるんだけど、今日はタバコの匂いがする♪」
土「あ、悪ぃ…この匂い嫌だよな?」
「ううん、嫌いじゃないですよ
銀さんとはまた違った匂いで…不思議な感じです」
名無しはクスッと土方に優しく微笑むと、彼女の言葉効いて彼の胸がチクッといたんだ。
土「……アイツと」
「…え?」
土「アイツと一緒に寝てんのか?」
「一緒にって言ってもお布団は別々ですよ/////
部屋は場所が無いので同じ所で寝てますが」
土「…なぁ名無し……今こんな事言うのは不謹慎かもしれねーが………俺は名無しが好きだ」
「……っ!?」
土「ずっとずっと名無しだけを見て来た……でもあいつらだってお前に好意を抱いているし、名無しが俺を選んでくれなくてもいいと思ってる……ただ俺はこの気持ちを伝えないまま後悔をしたくねーだけなんだ」
土方は人差し指で名無しの頬にそっと触れると、彼の真剣な眼差しに彼女の顔を赤くなった。
「わ…私も……後悔はしたくないです。
側にいられなくても…私を選んでくれなくてもいいと思っていました。
フラレて苦しい思いをするのは嫌ですから
でも私も決心がつきました。
土方さんのおかげで、告白出来そうです」
彼女の言葉を聞いた土方は、「自分はフラれたな」と思っていた。
しかし、名無しは小さな手でギュッと彼の人差し指を包み込むと優しく微笑んだ。
「土方さん…私も……土方さんが大好きです/////」
土「…え…?」
「土方さんと同じ様に、私も貴方を見ていました。
でも私には勇気がなく臆病で、一歩踏み出す事すら出来なくて……。
土方さん…こんな私でも好きになってくれますか?
側にいさせてくれますか?」
土「バカ野郎……もう手放す気なんか毛頭ねーよ。
愛してる…名無し」
名無しにとっては一日がドタバタで最悪の日だったかもしれないが、こんな姿になったからこそ思いを寄せていた人と心が通じ合った最高の日でもあった。
END