4話 この気持ちに気付くまで
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俺を元気つけるためだったことは分かっていた。
総悟がいなくなった部屋で1人小さく笑みを浮かべていると、部屋の扉の向こうから女性の声が聞こえて来た。
「あ、あの…土方さんいますか?」
「っ!…あ、あぁ」
その声はまぎれも無く名無しの声だった。
総悟が名無しが来てると言ってはいたが、いざ名無しがいると思うと、なぜだか急に緊張して来た。
「失礼しますね」
部屋に入って来た名無しの姿を見たのは3週間ぶりだった。
万事屋とのことがあってから、俺は名無しのいる甘味屋には一切行ってなかったから、彼女の声が、姿が、仕草が、なんだか懐かしい感じだった。
「お久しぶりです土方さん。
お元気でしたか?」
土「あぁ…見ての通りだ。
此処最近仕事が忙しかったからな」
…嘘だ
仕事なんか忙しくもなかったし、頭にすら入ってこなかった。
「土方さんの姿が見えなくて心配してたんです。
でもこうやって元気なお姿が確認出来て安心しました」
俺の事心配してくれてたのか……/////
「あ…あの…」
土「…なんだ?」
「…またお店に遊びに来てもらえますか?
ご迷惑じゃなかったらですが」
土「そうだな…暇な時があったらな」
「ありがとうございます!
あ、そう言えば銀さんも心配していましたよ。」
”ツキンッ”
…何だ?…またこの痛み
「土方さんを心配するなんて銀さんってけっこう優しい所ありますよね♪」
”ツキンッ”
…胸が痛い……名無しの口からアイツの名前を聞くだけで…
【もし土方さんが何かで悩んでんなら、俺たちのためにもさっさと解決しやがれ。
じゃねーとなにも先には進みやせんぜィ】
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