4話 この気持ちに気付くまで
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「名無し、いつもの団子をくれるかィ?」
「うん、分かった!座って待っててね。」
た、確かにほかの隊士たちが言った通り、仕草も女性らしく容姿も絶賛される事だけはある。
いままでこんな娘見た事無かったから…もしかしたら上京でもして来たのか?
「えっとそちらのお客様は初めましてですよね?」
土「え…、あぁ……俺は真選組副長の「土方コノヤローでさァ」
土「違ぇぇええだろぉぉおお!!!#」
「あ、もしかして貴方が鬼の副長と呼ばれている土方さんでしたか」
土「俺の事知ってたのか?」
「はい♪ここに来られる真選組の皆さんや、総悟君からからよく話しは聞いています。
あ、自己紹介がまだでしたね。私は此処でバイトをしている名無しです。
これから宜しくお願いしますねv」
「っ…//////土方だ…宜しく頼む/////」
フワリと微笑む名無しの顔はとても綺麗で、俺は一瞬にして名無しの笑顔に惚れてしまった。
鬼の副長たる俺が誰かを好きになる事なんてねーと思っていたが、名無しと話しをする度に、もっと彼女の事を知りてぇと思いだしていた。
仕事では総悟の野郎に毎回バズーカをくらわされ、それ以外にもアイツがサボる所為で、書類制作のしわ寄せが俺の方にまできていた。
ったくアイツがまともに書類を書いてりゃぁ、俺がこんな事しなくて済むのによ##
俺はどこかの糖尿野郎みてーに甘いもんばっかり食うことはしねーが、それでも俺の足は自然と名無しのいる店に向かっていた。
何度か行く度に名無しとは仲良くなっていた。
それから名無しも俺がそこまで甘党じゃねー事を知ったらしく、注文をしなくても嫌な顔ひとつせず、俺に茶を出してくれた。
「いらっしゃい土方さん。
今お茶を出すからちょっと待っててくださいね」
「あぁすまねーな」
名無しが店の奥に入っていくのを確認して、俺はいつも座る指定の場所に腰を落とした。
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