4話 この気持ちに気付くまで
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屯所の近くに新しく甘味屋がオープンしていた。
そんなに珍しいってわけでもねーが、オープンと同時に隊士達が「とっても可愛い看板娘がいる!」っつー話しで、それからずっと屯所内もその話題で持ち切りだった。
山崎も総悟もその甘味屋に行ってたらしく、甘味も美味いがそこの看板娘もなかなか良かったと話してた。
まぁ、総悟に至ってはあいつはドSだから、何かに火が付いたみてーだな。
名前は何だったか
沖「名無しでさァ」
………あぁ、そうだ名無し
とか言ってたな。
つーかあいつら仕事サボってそんなところに行ってやがったのか#
全員切腹だな。
沖「お前が切腹しろ土方」
可愛いっつってもどうせ一般的レベルの可愛さであって、そこまで言う程のもんじゃねーんだろ。
そんな女なら、かぶき町にはウゼェほどいるし、珍しいもんでもねぇ。
つーか女一人にうつつを抜かしてる様じゃ、警察は勤まらねーだろ。
沖「マヨネーズにうつつを抜かしている奴に副長は勤まりやせんぜィ
だからさっさと死ね土方コノヤロー」
土「そぉぉぉごぉぉぉぉ!!!#
テメェいつから俺の隣にいやがったぁあ!!?」
沖「さっきからいやしたけど、土方さんあの甘味屋を見たままブツブツ独り言言ってやしたから、少しの間様子を見てたんですがねィ
いや〜気持ち悪ィったらこの上ない。
副長たる男が名無しのストーカーなんてしてんじゃねーやい」
土「してねぇーわ!!#」
ったく#
まさが総悟が隣にいるなんてマジで気づかなかった。
「クスクスっ」
土「んぁ?」
沖「ん?」
「あ、ごめんなさい笑っちゃって。
店先で何やら聞き覚えのある声が聞こえて来たから」
笑い声が聞こえて来たと思い、声がした方向に視線を向けると、そこには清潔感のある10代後半ぐらいの女が立っていた。
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