21話 好きになった彼は変態でした
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東「誰かと思えば名無し殿でしたか」
「Σと、と、東城さん!/////」
東「ずっと部屋の前にいるのは分かっておりましたが、いつまでたっても声をかけるような感じじゃなかったので、こちらから声を掛けさせてもらいましたよ」
「す、すみません!∪
……ぁ…そういえば…名前…覚えててくれてたんですか?」
東「勿論ですとも
若の大事なご友人ですしね
それよりも私に何か御用ですか?
あ、それとも若の部屋が分からなくて迷子になってしまったとか?」
「っ…あ…い、いえ!
違うんです!/////
その…えっと……私!
ーーと、東城さんと…お、お話がしてみたくて…!/////」
名無しは震える声を精一杯振り絞り、真っ赤になった顔でチラッと彼に視線を向けると、東城も一瞬驚きの表情を浮かべたが再び微笑むと彼女を部屋に招き入れた。
東「そうでしたか
私も若の新しいご友人がどんな方なのか、あの日お会いしてから少々気になっておりました」
「え…」
東「今は私も暇を持て余していたので、暫く話し相手になってくれませんか?」
「もっ、勿論です!/////」
部屋に通された後も名無しは緊張のあまり固まっていると、東城は先ほど淹れたお茶を彼女の前に差出した。
東「そんなに緊張されなくて大丈夫ですよ
は、お茶でもどうぞ」
「ありがとうございます/////」
彼の淹れてくれたお茶は自分が普段淹れる物よりも遥かに美味しく、一口飲むだけでお茶の香りが一気に鼻の奥まで伝わって行き、名無しは少しばかり緊張が解けていくような感じがした。
東「でも珍しいですね
こんなに若くて可愛らしいお嬢さんが私なんかと話しがしたいだなんて」
「私…その…以前こちらにお邪魔させて頂いたときから東城さんのこと気になっちゃって」
東「え?」
「えっと…!
そ、その!…柳生四天王一の実力を持つお方だって聞いたから!」
東「ははっそうでしたか
私は若をお守りする役目がございますので、日々の鍛錬は手を抜かないようにしてるんです」
「九ちゃんは強いしカッコいいけど、それでも女の子だから東城さんが守ってあげないといけないですもんね」
さっきよりも緊張はなくなり、名無しも東城と話しをしているとだんだん楽しくなってきたので、時折笑顔が出てくるようになった。
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