21話 好きになった彼は変態でした
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その頃銀時は彼女に見つからないように後ろからこっそりと後をつけて様子を窺っていたが、まさか此処で名無しが九兵衛に出会うと思っていなかったため少し焦っていた。
銀「クソっ!何でこんなところで九兵衛に会うんだよ!∪
しかも屋敷にまでついて行くって」
もしこのまま東城にあって…それで万が一名無しにもしもの事があってもいけねぇし!
いやっ!万が一名無しと東城が良い関係になっても、それはそれで困るし!!
ーーここは何としてでも俺が食い止めなければ!!
**********
「やっぱり九ちゃんのお屋敷って緊張しちゃうな∪」
九「ははっ、そんなに堅くならなくても大丈夫
あ、僕はちょっと父上に用があるから先に部屋に行っててもかまわないよ
それと東城に用があるなら、この廊下を真っすぐ行って突き当たりを右に行った奥の部屋だから」
「っ!/////
え…あ…う、うん/////」
九兵衛の屋敷にやってきた名無しは今回が二度目という事もありまだ緊張をしていた。
初めて九兵衛と友達になって此処へ来たときよりも今回の方がドキドキしており、さらにお目当ての東城に会えると思うとその緊張は尚更倍増していた。
そして名無しは彼女に教えてもらった通りの道のりで、彼のいる部屋へ向かった。
この廊下を突き当たって右だったよね
大丈夫…大丈夫…。
銀ちゃんはあんな事言ったけど、私だって銀ちゃんを頼らなくても東城さんと話しをする事ぐらいできるもん!
名無しは九兵衛に教えてもらった部屋の前に来ると、少しばかり震える手をギュッと握りしめていた。
ーーー此処が東城さんの部屋…!
いるの…かな…?
もし…いなかったら…
もし…追い返されたら…
突然来られても迷惑なのかもしれないし…
東城さんだって忙しいかもしれないし…
どうしよう…なんだか急に怖くなってきた∪
部屋の前でどうしようかと暫く立ち尽くしていると、それまで閉められていた襖がスッと開き、中からは名無しが思いを寄せていた東城が姿を現した。
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