20話 初めてのお菓子作りv
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「どうかな?
初めて作ったからあまり美味しく出来てないかもしれないんだよね∪」
名無しは苦笑いを浮かべていると、先ほど以上に皆の顔色は悪くなるばかりだった。
銀【ななななな何だこの味は!!?
これってケーキだよな!?
俺の大好きなケーキなんだよな!?
見た目はお店で売っている物と何ら変わりない!
寧ろ見た目はお店に売っている物よりもいいかもしれん!
だけど何でこんなに塩っぱいの!?
レシピを見たんだよね!?
信じていいんだよね!?
海水よりも涙よりも塩っぱいって何なの!?∪
俺はケーキじゃなくて岩塩にかじりついているのか!?
名無しちゃぁぁああんんん!!!
銀さん糖尿病じゃなくて高血圧で死んじゃいそうなんですけどぉぉおお!!∪∪】
土【Σグハァアア!!
なななななな何なんだこのクッキーは……つーかこれはクッキーと呼んでいい物なのか!?
クッキーってもっとサクッとしていなかったっけ!?∪
疲れた心を癒してくれるぐらいサクサクとして甘いもんじゃなかったのか!?∪
何か歯が全部折れてしまいそうなぐらいハンパなく堅くて、目ん玉が溶けてその穴から鼻血が吹き出してきそうなぐらいクソ甘すぎるんですけどぉぉおおおお!!!∪
糖尿キャラはこの天パだけでいいのに俺まで糖尿病になっちまいそうだ!!
つーかどうしたらこんなクソ甘ェ味付けができんだ!?∪
世界中の砂糖でも仕入れてきたのか!?
そして、どんな焼き方をしたらこんなガッチガチの乾パンより遥かに堅いクッキーが焼き上がんだよぉぉおおお!!!∪】
内心そう言う事を言いたくてたまらない土方と銀時だったが、大好きな名無しが頑張って作ってくれた事もあり、本心なんて当然言えるわけがなかった。
「どうかな?
お菓子作るのって初めてだからちゃんと出来ているか心配で////∪
もしかしてお口に合わなかった?∪」
銀「は、はははは∪
そそそんなこと無いよ…∪
と、とても…お、美味しくて…銀さん気絶してしまいそうだよ∪
な、なぁ土方君…!」
土「あ、あぁ…∪
そそそうだね…坂田君!
この…クッキーも…すすすすすげぇ…ぜ、絶妙な味で…ななな涙がでそうだぜ…∪」
新・神【無理してる!!この二人スゲェ無理してる!!∪】
「沖田さんはどうですか?」
沖「ん〜…」
銀・土【言うなよ!!口が裂けても不味いって言うんじゃねぇぞぉお!!!】
沖「俺達だけで食べるのは勿体ないから、近藤さんにも持って帰っていいですかィ?
近藤さんも前から名無しの作ったお菓子を食べてみたいって言ってやしたから」
銀・土【Σサラリと嘘つきやがったぁぁああ!!!∪】
「そうだったんですか♪
沢山ありますから近藤さんの分好きなだけ持っていってくださいv」
沖「ありがとうごぜぇやす
いや〜、これは近藤さん嬉しさのあまり死んじまうかもしれやせんぜィ」
銀・土【いや、確実に死ぬだろう!!∪】
沖「あ、もうこんな時間
土方さん早く屯所に戻らねぇと仕事が終わらねぇでさァ」
土「お、おぅ∪
そうだな!
すっかりごちそうになっちまったな
これは近藤さんにちゃんと渡しておくぜ∪」
「いえ!
こちらこそお忙しいのに引き止めてしまってすみません
またいつでも遊びに来てくださいね♪」
土「あぁ、今度はゆっくり時間を取って逢いに来るから(今度は絶対二人っきりで会ってやる!!/////)」
これ以上名無しの作ったお菓子を食べたら自分の命が尚人思った土方と沖田は、お土産だけ貰うと仕事があると嘘をつき万事屋を後にした。
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【その日の夜】
近「へへへ〜♪名無しちゃんの手作りお菓子かぁv
お妙さんの手料理もいいけど、名無しちゃんのお菓子もとても美味しそうだ!」
”パクっ”
近「ギャァァァアアアアアアアアア!!!!!!!」
END