20話 初めてのお菓子作りv
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「え〜っと次は砂糖……60グラム入れるんだね!」
名無しは近くにあった砂糖と手にし、ボウルの中に入れようとしたその時…。
”ビリっ”
”ザバァァアアア!!”
「Σギャっ!!袋が破けたぁ!!∪」
砂糖の入っていた袋に亀裂が入っていたらしく、底の部分が破けてしまうとボウルの中に全て入ってしまった。
「…………うん、大丈夫だよね∪
だってほら、銀ちゃんって甘いもの大大大大大大大大大大大大大大大好きだから!!∪
糖尿病予備軍であっても銀ちゃんだからこのぐらいじゃ死んだりしないよね!∪
だって今まで強い敵と戦っても中々死なないし!
それに銀ちゃんだから食べたものなんて一瞬にして消化しそうだしね!∪
まぁ神楽ちゃんと新八君だって何となく大丈夫そうだもん!!∪」
あははと苦笑いを浮かべながら名無しはガシャガシャとボウルの中身をかき混ぜると、焼き型に生地を流し込んでいった。
「後はこれを焼けばスポンジが完成♪」
名無しはオーブンの中に生地を入れて焼き始めると、その間に生クリームを作る為に、一旦台の上を片付ける事にした。
「さて!一旦ここを綺麗にしないと…………あ∪」
先ほど破れてしまった砂糖の袋を捨てようとした時、名無しはその袋を見て顔面蒼白になってしまった。
さ…砂糖じゃなくて……塩…だった∪
「ははは∪…塩か……砂糖じゃなくて…塩…∪
み、見なかった事に…した方がいいのかな?∪」
名無しは冷や汗をタラタラを流しオーブンの中身を確認すると、順調に焼かれているスポンジを見て「何とかなるだろう」と諦めた。
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土「総悟…テメェ仕事はどうした?」
沖「やだなぁちゃんとやってるじゃねぇですかィ
土方さんの見張りを」
土「俺の見張りじゃなくてちゃんとテメェの仕事をやりやがれ!!#」
真選組は万事屋に以前仕事の依頼をしていた事があり、その分の報酬を持っていくため土方は向かっていると、その後ろから沖田が後をつけてきていた。
沖「心配しなくても俺の仕事はちゃんとザキに任せてきてまさァ」
土「だからそれはテメェがやるんだよ##」
沖「それよりも土方さん」
土「なんだよ」
沖「万事屋にこの前の報酬を渡すのに振込じゃなくて、何でわざわざもっていくんですかィ?」
土「えっ∪(ドキッ)…そ、そりゃぁ手渡しした方が確実だからだよ∪」
沖「ふ〜〜ん……確実ねぇ」
土「んだよその顔は∪」
沖「土方さん本当は……」
土「な…なんだよ∪」
沖「報酬の手渡しは単なる口実で、本当は名無しに会いにいこうとしているだけじゃねぇですかィ?」
土「Σ!(ドキィ)…な、な、何を言ってんだよ総悟!∪
そ、そそそんなのあるわけねぇだろ!/////」
どうやら図星だったらしく、土方は顔を赤くしながら動揺していると、沖田は彼の肩をポンと叩いてニヤッと不適な笑みを浮かべた。
沖「土方さん抜け駆けはいけやせんぜィ」
土「…#(コイツ…#)」
沖「って事で俺も名無しに会いに行きまさァ」
名無しのところに一人で行くつもりだった土方だったが、沖田にバレてしまった以上「帰れ」とも言えず、仕方なく彼も一緒に万事屋に行く事になった。
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