20話 初めてのお菓子作りv
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銀「お〜い名無しちゃ〜ん」
”ギュ”
「ん?銀ちゃん何?」
天気のいい晴れの日の午前中、万事屋の従業員であり銀時の片思い相手である名無しはお部屋の掃除をしていると、銀時は声をかけてきたと同時に背後から名無しの事を抱きしめてきた。
小さい彼女の体は銀時の腕の中にスッポリと納まり、下から見上げるように彼に視線を向けると、その姿が可愛かったのか、銀時は顔を真っ赤にした。
「〜〜〜〜っ!!//////」
あぁ〜〜!/////
何なんだこの見上げる角度!!
名無しちゃんの目がクリクリしててメチャクチャかわいいじゃねぇーかコノヤロー!!/////
俺の身近にいる女で、今までこんな天使のような存在の人はいたか!?
大食い娘、ゴリラ女、スートーカー女、吉原一の殺戮マシーン、男恐怖症…。
あとはババぁと勘違い猫耳とメカだもんなぁ〜∪
でも名無しちゃんだけは違ぁぁああああう!!!
女神!!天使!!マリア様!!
名無しちゃんと一緒にいる時だけが、俺にとっては天国だぜぇ〜v//////
「?…銀ちゃん何か用件があったんじゃないの?」
銀時が抱きついたまま鼻血を流していたので、名無しは首を傾げ問いかけると、銀時もハッとして我に返った。
銀「あ、あぁ〜そうだった
銀さん名無しちゃんにお願いがあって」
「お願い?何?」
銀「洗濯物が終わってからでいいから、銀さんの為にお菓子を作ってほしいんだけどv」
「お菓子なら私なんかより銀ちゃんの方が美味いじゃない
それに私料理は出来てもお菓子作りは多分下手だよ?∪」
銀「んなことねぇよ
名無しちゃんが作るお菓子もぜってぇ美味いはず!
それに俺は自分で作ったお菓子よりも、名無しちゃんが作ってくれたもんを食べてみたいんだよ
ーー駄目か?」
名無しの料理に対しての腕前は文句なしだった。
彼女がいつも作ってくれるご飯はとても美味しく、銀時、神楽、新八達は毎日喜んで食べてくれていたが、今までお菓子作りの経験は無かったため、名無しはちゃんと作れるか自信が無かった。
神「名無しお菓子作ってくれるアルか!?」
「え?∪」
新「そう言えば名無しさんがお菓子作るのって見た事ないですよ。
楽しみですね!」
「えっと∪」
二人の会話を聞いていた神楽と新八は、彼女がお菓子を作ると言う事を知りテンションが高くなっていた。
内心「どうしよう∪」と思っていた名無しだったが、楽しみにしている彼等の姿を見ていると、断る事が出来なくなってしまった。
「分かった、分かった!
頑張って作ってみるよ」
銀「マジか♪!」
神「ひゃっほーい!楽しみアル♪」
新「どんなのを作ってくれるんですか?」
「銀ちゃんみたいに上手くないから、簡単なケーキやクッキーしか作れないけどいいかな?」
銀「勿論良いに決まってんだろ!♪」
「分かった
じゃあ、もうちょっとでこっちも終わるからもうちょっと持っててね」
名無しは目の前にあった洗濯物を畳んでいき、片付けを終わらせていくと、3時のおやつに間に合うように準備に取りかかった。
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