19話 この恋に気づくまで
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今まではどうって事なかった…
とても優しくて、女らしくて、気が利いて、いつも俺や新八、神楽には笑顔で接してくれる…。
そんな環境が俺にはとても心地よくて、ずっと続けばいいと思っていた。
しかし、土方と一緒にいる姿を見てしまった俺は気づいてしまった。
いつも俺の事を呼んでくれるその声が…その仕草が…その温もりが…。
誰かに取られてしまう事で、苛立ちと淋しさを感じて仕舞う事に…。
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「もう信じられない!!
いったいどう言うつもりよ銀ちゃん!!#」
銀「………∪」
家に帰ってきてから、名無しは俺にむかって怒りだした。
神楽も新八も大体の事は予想して状況が把握できたらしい。
まぁ、あいつらもそれなりに頭はいい方だからな。
新八と神楽は呆れた表情を浮かべ、俺に向かって溜め息を履いてやがる。
「銀ちゃん聞いてるの!?#」
銀「…は…はい∪」
「私はともかく、土方さんに迷惑かけてるんだから、ちゃんと謝っておかないと駄目よ!!#」
そういうと、名無しは携帯を手にして、隣の部屋に入っていくと土方に電話をし始めた。
あぁ〜…俺って…マジで何やってんだよ
新「まさか名無しさんの後を尾行していたなんて∪
あんたストーカーですか∪」
銀「だからそれは悪かったって何度も言ってんじゃねぇか!」
新「銀さんが名無しさんの事好きって気持ちは分かりますけど、ストーカーは駄目でしょ」
銀「………は?
新八…今なんて?」
新「いやだからストーカーは駄目でしょって「その前だよ!」
新「え?…名無しさんの事好きって気持ちは「おい!………俺って名無しの事が好きなのか?」
新「はぁあ!?∪
何言ってるんですか?
銀さん名無しさんの事好きじゃないですか」
銀「………∪」
………え……そうだったのか?∪
俺って名無しの事好きなのか?
新「銀さんもしかして気付いてなかったんですか?
名無しさんと一緒にいる時の銀さん、いつも幸せそうだし、名無しさんにだけ優しく笑っているし、視線は常に名無しさんの事見ているし…。
今日だって名無しさんが心配だったから後をつけてたんですよね?
土方さんと一緒にいる姿を見たからヤキモチ焼いたんですよね?
自分以外の誰かに取られると思ったからつれて帰ってきたんですよね?
それって好き以外のなにものでも無いじゃないですか」
…そうだったのか…
俺って……
俺って……
ーー名無しの事好きだったんだ/////
新八に言われるまで俺はそんなんことも気付かなかった。
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