19話 この恋に気づくまで
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土「悪いな呼び出してしまって」
「いえ、それはいいんですけど、何処に行くんですか?」
土「あぁ〜取りあえずデパートに行きてぇんだが」
万事屋を出ていった名無しは公園で土方の野郎と待ち合わせをしていた。
ん…何で知っているかって?
言っておくけど俺は別に名無しの事が気になったから後をつけているってわけじゃないからね!
断じて違う!!
ただ俺は!!
……ただ…俺は…………何で後なんてつけてんだ?
別に名無しは誰にだって優しいし、平等に接してくれる。
そりゃ俺はあのマヨラの事スゲェ嫌いだけど、名無しはそんなの関係なくアイツとも普通に喋るし…。
……って、そんな事考えていたら見失っちまったじゃねぇか!!
確かデパートだったよな!?
俺はスクーターに股がると、エンジンをかけて二人が向かったと思われる大江戸デパートへと向かった。
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土「なぁ名無しこんなのはどうなんだ?」
「ん〜…可愛いと思いますけど何か普通ですね」
土「そうか?
じゃあこっちのはどうだ?」
「それだと地味すぎますよ」
デパートにやってきた俺は名無しの姿を必死になって探した。
階や店舗も多く、何処にいるのか全く分からなかったが、20分ぐらい捜し回ってやっと二人を見つける事ができた。
つーか…着物?
何でマヨラが女物の着物なんか選んでんだ?
「土方さん、プレゼントに着物って結構難しいですよ∪
いろいろありすぎてどれにしようか迷っちゃいますし」
土「そうだな…じゃあどんなのがいいのか?」
「そうですね〜…アクセサリーとかはどうですか?」
土「アクセサリーか……名無しはそういうのは好きか?」
「はいv
女の子は誰でも好きですよ!」
土「そうか。
じゃあ行ってみるか」
Σ何!?
あいつ名無しの為にプレゼントを買いにきてたのか!?
っていうか…名無しって誕生日はまだのはず…。
クリスマスだって大分先だし…。
じゃあなんてあいつ名無しにプレゼントを…
「って、また名無しがいねぇ!!∪」
たしか次はアクセサリーを見に行くって言ってたよな!?
俺は再び見失ってしまった二人を追いかけて、アクセサリーショップへと向かった。
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