18話 2人の兄的存在
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その日の夜、お風呂から上がった名無しは首からタオルをかけてリンゴジュースを片手にソファーに座った。
時間も10時を過ぎていたので神楽は一足先に就寝したが、銀時達はまだテレビを見て寛いでいた。
銀「名無し〜…頭まだ濡れてんじゃねぇか
ちゃんと拭かねぇと風邪引くぞぉ」
「大丈夫風邪引かないもん」
銀「それでもちゃんと拭きなさい」
銀時は呼んでいたジャンプをテーブルの上におくと、名無しの後ろに回り込み、首にかけてあったタオルでワシャワシャと髪を拭きだした。
「でも風邪引いたら銀ちゃんが看病してくれるんでしょ?」
銀「そうだな、その時は銀さんがつきっきりで看病してやよ」
「ねぇ銀ちゃん」
銀「ん〜?」
「銀ちゃんはこれからも私のお兄ちゃんでいてくれる?」
名無しはクルッと首だけ後ろに向けると、その視線を銀時に向けた。
「あぁ、これからも名無しは俺の大事な妹に決まってんだろ♪」
「ふふ、よかったぁv
今日トシ兄ィ…あ、副長さんが「ちょぉおっと待った名無しちゃん!!」
「え?」
銀「何!?何トシ兄ィって!!?
いつからアイツの事そんな風に呼んでるの!?∪」
「えっと今日からだよ
銀ちゃんと別れた後、トシ兄ィがそう呼んでほしいって」
銀「ぬぁにぃぃいい!!###
あのニコチン野郎##
俺がいない間に名無しちゃんにそんな風に呼ばせてたとは##」
「それに『屯所では俺だけに頼ってくれたら良い』って言ってくれたのが凄く嬉しくて…此処にも屯所にも頼れるお兄ちゃんがいるのは凄く幸せだなぁって思っちゃったんだ♪」
名無しはニコニコしながらその日あった事を銀時に放すと、それを知った彼は全身に怒りのオーラを纏っていた。
銀「名無し!前言撤回だ!!」
「ん?」
銀「名無しは大事な妹じゃなく、俺にとって最愛の女だ」
「えっ/////」
銀「今はまだ兄貴と妹だけど、名無しがもっと大きくなったら彼氏と彼女として側にいてやる
アイツだけにはゼッテェ名無しは渡さねぇ」
名無しは顔を真っ赤にしている後ろで、銀時は彼女の小さな体を自分の腕で包み込むと、少しばかり濡れているその髪に唇を落とした。
銀「ーー名無し…あと4年後
18になった時には……
俺だけの名無しになってくれよ」
END