18話 2人の兄的存在
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土「じゃあ俺達も行くか」
土方は彼女が持っていた買い物袋を手にして歩き出すと、名無しが彼から袋を取ろうとしていた。
「副長さん、荷物なら私が持ちますよ!
私が頼まれた買い物何ですから」
土「こんな重い荷物一人じゃ大変だろ
俺が持ってやるよ」
「でもそれじゃ何だか悪い気がして∪」
土「…俺がそうしたいんだよ」
「ーーえ?」
土「俺がそうしたいからしているだけだ。
…それに名無しは俺にだけ甘えてくれればそれで良い////
家じゃアイツがいるけど、屯所では俺だけに頼ってくれたらそれで良い/////
その方が俺としてもありがてぇ/////」
「副長さん……分かりました!じゃあ今度からは「それともう一つ!」
「…へ?」
土「お、俺の事『副長さん』じゃなく……ト、ト、トシ兄ィって呼んでくれないか?/////」
「えっ…何で?」
土「えっ…と……あ、あれだ!
名無しは屯所じゃ妹的存在だからな!/////」
「妹……分かりました♪
じゃあ今度からトシ兄ィって呼びますね
トシ兄ィ、早く屯所に帰りましょう!」
土「っ!!//////」
名無しはニコっと笑みを浮かべると彼の手を付かんで歩き出した。
そして土方はトシ兄ィと呼ばれた事と、名無しが自分から手を繋いできた事に驚きの表情を浮かべると、今までに無い喜びに包み込まれた。
「あ、でも屯所の皆が私のお兄ちゃんなら、沖田隊長や局長さんもトシ兄ィみたいに呼んだ方がいいんでしょうか?」
土「いや、屯所では名無しの兄貴は俺だけで十分だ!
それに近藤さんは兄貴というよりオヤジって感じだろ
それに総悟は………図に乗るから止めておけ」
「え?そうなんですか?」
土「名無しは俺だけじゃ不満か?」
「いいえ!
全然不満なんかじゃ無いですよ!
家に帰れば銀ちゃんがいて、屯所に行けばトシ兄ィがいて…。
兄が二人もいるなんて私には十分すぎる程勿体ないですv」
土「っ//////…そ、そうか/////」
「あ、明日もお迎え宜しくお願いしますトシ兄ィv」
土「あぁ、任せとけ」
鬼の副長と世間では恐れられている土方だが、名無しを前にすると、その鬼もただの妹思いのシスコン兄貴となっていた。
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