18話 2人の兄的存在
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近「名無しちゃん、お使いを頼まれてくれないかい?」
「お使いですか?」
屯所で近藤と一緒に部屋で資料を整理している時だった。
近藤は一枚のメモを彼女に渡すと、そこには屯所内で切れてしまった備品が書かれていた。
「此処に書いているのを買ってくれば良いんですね?」
近「ちょっと量が多いんだけど大丈夫かな?」
土「それなら俺が一緒に…「トシは報告書が残ってたんじゃないのか?」
土「ぅ…まぁ…確かにそうだが」
土方の机の上には大量の報告書が束になって重ねられていた。
沖田が町の建物を破壊した始末書の確認、3ヶ月前からの事情聴取の報告書、今追っている攘夷志士の情報資料などーー。
どれも早急に目を通しておかなければいけないものばかりなのだが、それよりも土方は名無しの事が心配だった。
「大丈夫ですよ副長さん!
まだ外は明るいから心配ないですよ
じゃあ行ってきますね」
名無しは財布を片手に元気よく屯所を出て行くと、土方は彼女を見送っても尚、心配そうにその後ろ姿を見つめていた。
近「トシィ、いくら名無しちゃんの事が好きだからって過保護はいかんぞ過保護は」
土「Σなっ!/////…べ、別にそんなんじゃねぇよ!/////」
近「フ〜ン♪…まぁ、名無しちゃんは此処の皆が妹の様に可愛がっているからなぁ。
トシの気持ちもよくわかるぞ〜」
土「だからそんなんじゃねぇって言ってんだろ!/////
ったく…タバコが切れた!
ちょっと買ってくる!/////」
近藤にからかわれた事で顔を真っ赤にした土方は、これ以上此処にいたら余計にからかわれると思い部屋を後にした。
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「えっと…墨汁かったし、トイレットペーパーと資料整理用のファイル………他の全部OKだね!」
名無しは近藤から渡されたメモを見ながら、買ってないものが無いかを確認した。
「後は副長さんのマヨネーズだけか…………Σげっ∪……マヨネーズ50本∪」
自分の見間違いじゃ無いかと思い、名無しは何度か確認したが、そこには確かに「マヨネーズ50本」とはっきりと表記されていた。
「50本かぁ……」
ーーいろいろ大丈夫かな?∪
この前もマヨネーズを全部買い占めちゃったから、周りから変な目で見られちゃったし…。
そう言えば店員さんもかなりどん引きしていたのを覚えているよ∪
あの時は確か30本かって10日しか持たなかったもんなぁ
1日3本の摂取はなかなかヘビーだよ∪
前回の苦い経験を思い出しながら小さく溜め息をつくと、覚悟を決めた名無しは、最後にマヨネーズを買う為に取りあえず近くのスーパーに行ってみる事にした。
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