18話 2人の兄的存在
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銀「Σんなっ!なんでテメェがここにいんだよ!?
つーか警察が一般市民の家に勝手に不法侵入して良いと思ってんのかコノヤロー!!##」
土「何が不法侵入だ!#
テメェこそ未成年に手ぇ出していいと思てんのか変態ロリコン野郎!!##」
「喧嘩は止めて二人とも!∪
銀ちゃん、副長さんは私が迎えにきてって頼んだの!」
銀「…は?」
「銀ちゃん毎朝毎朝抱きついたら放してくれないんだもん∪
その度に遅刻するから皆にも迷惑かけてるんだよ。
副長さんに相談したら迎えに来てくれるって言ったからお願いしたの!」
土「そう言う事だ。」
土方は銀時にニヤッと笑みを浮かべ、ドヤ顔で見下ろすと、彼の表情を見た銀時はイラっとした。
銀「そ、そもそもその未成年を警察何かで働かせて良いと思ってんのか!?
労働基準法に完璧違反してんじゃねぇか!!」
土「あぁ、世間一般的にはな
だが名無しは特別だ
そこは松平のとっつぁんが許可してんだよ」
「それに違反も何も、銀ちゃんまともに仕事してくれないじゃん」
銀「……∪」
名無しは神楽と同じ14歳でとてもしっかり者だった。
容姿も皆が癒される程可愛らしく、子供とは思えない程礼儀もちゃんとしていた。
今から半年程前、路頭に迷っていた名無しは銀時に手を引かれ、万事屋で暫くの間お世話になっていた。
だが此処ではあまり迷惑もかけられないからと、出て行こうとした時「此処で働かないか?」と銀時に言われた。
それ以来名無しは万事屋でお世話になっていた。
それからというものの、万事屋でも妹的存在の名無しは銀時からかなり溺愛され、彼も毎日の様に名無しにべったりだった。
だが万事屋だけの収入じゃ生活できないと分かった名無しは、銀時達とも腐れ縁で面識のある真選組の近藤達に相談した。
近藤達にこの歳でも働かせてくれる処がないか聞くと、彼等も名無しの事をとても溺愛していた為、反対をしていたが、頑固な名無しは折れる事が無かった。
そして、近藤は「それなら此処でバイトをすれば良いと」言い出し、松平にも一発OKの許可をもらって今日まで真選組でバイトをしているのだった。
だが、可愛い名無しを真選組では働かせたくない銀時は、毎朝彼女の支度を邪魔してでも行かせようとしない為、ギリギリの出勤、もしくは遅刻がとても目立っていた。
それから名無しは土方にお願いして、毎朝迎えを頼んだのだった。
「じゃあ銀ちゃん私行ってくるから!」
銀「いやぁああ〜〜〜!!!
名無しちゃ〜ん!!」
新「はいはい銀さん大人気ないですよ」
神「おいマヨラ。
今のうちに名無しを連れて行くヨロシ」
土「おぅ。じゃあ行くぞ名無し」
「はーい!
じゃあ皆行ってきまーす!」
名無しは土方に手を引かれ、元気に万事屋を出て行くと、銀時は玄関先で涙を流しながら叫んでいた。
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