18話 2人の兄的存在
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新「あ、おはよう名無しちゃん」
「おはよう新八君」
その日の朝、万事屋ファミリーの一員である名無しは眠たい目を擦りながら起きてくると、朝食の準備を整えた新八が彼女に笑顔を向けながら挨拶をしてきた。
新「名無しちゃんはちゃんと毎朝起きてくるから偉いね。
……それに比べて銀さんと神楽ちゃんは∪
名無しちゃん悪いけど銀さんを起こしてくれないかな?
僕は神楽ちゃんを起こしてくるから」
「うん!わかった!」
名無しは新八に頼まれ、部屋でまだ寝ている銀時を起こすために彼の元に向かうと、そこには盛り上がった布団と銀時の寝息が聞こえてきた。
「銀ちゃん朝だよ、起きて!
ご飯もうできてるんだよ〜!」
名無しは布団の上から彼の体を揺さぶり、何度も声をかけて起きるように促した。
しかし、朝の苦手な銀時に対して名無しがどんなに声をかけても目を覚ます事無く、毎朝の事ながら名無しも困っていた。
しかし次の瞬間ーー。
”グイッ”
「…きゃっ!」
銀「ん〜〜v
名無しちゃ〜〜んvv」
「ちょ、銀ちゃん!/////」
銀時は名無しの腕を自分の方に引き寄せると、彼女の小さい体はスッポリと銀時の腕の中に納まってしまい、身動き取る事ができなくなってしまった。
銀「名無しのこの温もりは朝から癒されるなぁv」
「銀ちゃん!起きたなら放してよ!/////
私家を出る時間来ちゃうから!」
銀「つってもどーせ真選組のところでのお手伝いだろ〜。
んな所にいかねぇで名無しは銀さんと一緒にいてくれたらそれでいいんだからよ」
「銀ちゃんは良くても私は良くないんだから!∪
それに今日は資料室の整理を頼まれてるからいかないと」
銀「どーせ資料室の整理っつっても大したこたぁねぇんだし〜
ニコチンとゴリラに任せときゃいいから」
何とかして名無しは銀時の腕から抜け出そうとしたが、彼女の力では大人の男に敵う筈も無く、ただもがくばかりだった。
しかしその時だった。
”バンッ!!”
土「おらぁああ!!
テメェはいつまで名無しに抱きついてんだぁ!!#」
いきなり襖が開かれると、そこには血相を変えて怒りに満ちた土方の姿があった。
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