「残念だったね」



銀「あぁ～…うぅう～…ぁあっはぁ～！
あぁあああ～！！」



神「そのくらいで泣くなヨ」





銀「俺は勝つ！！！勝つ為に打つ！！！」



新「うるせぇなコイツ！∪」




銀「続行だぁああ！！！」





銀時は3回目続行のボタンを勢いよく押した。




銀「俺を信じろ！！神を信じろ！！
大丈夫！！次こそは必ず来る！！」




”ポンっ！”




銀「はい、普賢菩薩（ふげんぼさつ）！」




”ポンっ！”





銀「弥勒菩薩（みろくぼさつ）…」





”ポンっ！”




銀「地蔵菩薩（じぞうぼさつ）

…たすけてくれぇぇえええ！！！！」




神「もうリーチすら来なくなったアル」






銀「うわぁああ！！…た、助けてくれ…うわぁあ！
ハァッ…ぁあ～！」




「うわ～…なんか銀ちゃんの周りの空間だけがとても歪んで見えちゃうよ∪」



新「ギャンブルに取り付かれた悪魔みたいなもんですよ∪」




銀「お、俺の金がぁあ～！」




新「いや、あんたの金じゃねぇよ！！」




銀「後2回だ！
絶対に来る！！
次こそは来る！！

ーー来い！！」





銀時は4回目の続行ボタンを押した。





”ポンっ！”




銀「釈迦如来（しゃかにょらい）！」




”ポンっ！”




銀「釈迦如来（しゃかにょらい）！！
はい！！きたぁあああ！！！」




「え、銀ちゃんリーチになったの！？」




新「後1個ですよ銀さん！！」





4回目にしてやっと念願のリーチが来ると、銀時達のテンションは上がり、大当たりが来ると思っていた。





銀「こい！！こい！釈迦如来こい！！！

あー！！職人がきた！！職人！！」




3個目のとき、画面に大仏を作る職人らしきキャラが出てきた。
この職人キャラが出てくる事でどんな大仏が作られていくのか銀時はドキドキしながら見守っていた。


全てはこの職人にかかっており、3個目も釈迦如来が作られるなら大当たりするのだが、別の大仏を作ってしまったら、それはハズレになってしまうのだった。



銀時は3個目も釈迦如来を作ってくれる事を信じて、目を大きく見開き画面を直視していると……




銀「あぁ！！職人！！お願いだ職人！！
釈迦如来を彫ってくれ！！
今の俺には釈迦如来が必要なんだ！！

頼む職人！！！」





カンカンと木を彫っていくと、画面には少しずつ釈迦如来の姿が浮き上がってきた。










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