15話 小さな嫉妬
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沖「認めねぇえええ!!!#」
”ガバっ!”
山「ヒィイ!!す、スミマセン沖田さん!!∪」
勢いよく体を起こして辺りを見渡すと、そこに名無しや土方の姿は無く、変わりに書類を持って俺に謝っているザキの姿だけがあった。
ーー夢…か
沖「何でィ…ザキ
俺の眠りを妨害するたァ良い度胸じゃねぇか」
山「いや、俺何もしてませんから!∪
それよりもこれ今回の取り調べに関しての報告書です。
確信をお願いしますね」
沖「あぁん?面倒だからパス
土方さんにでも渡しておけ。
俺は今から名無しの部屋に行ってくる」
山「あ、名無しさんなら今土方さんと出かけてるんで居ませんよ」
沖「……何だと?」
土方と出かけてる?
ザキのその言葉を聞いた瞬間、夢で名無しがいった言葉を思い出してしまった。
【総悟、私ね…好きな人が出来たの】
【それはねーーー土方さんなの////】
沖「………チッ#」
夢の中で名無しが顔を赤らめてあんな表情をするから、俺は余計にイライラが溜まり走って部屋からで出て行くと、遠くではザキが俺の事を呼んでいる声がしていた。
だが俺はそれでも無我夢中で走った。
どこにいるかも分からない名無しをただひたすらに探していた。
自分に余裕が無い…
ガキみてねぇ…
嫉妬している俺って格好悪ィ
でも別にかまわねぇ
ただ俺は……俺は!
名無しが誰かのモノになっちまう前に、俺自身の言葉で俺の気持ちを伝えてぇんだ!!
何も言わずに後悔するなら…。
ちゃんと俺の気持ちを
ーー名無しに!
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