第76話 あの子が俺で、俺があの子!?
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焰の件から1週間が経ったある日、琴音は今日も元気に屯所で女中の仕事を頑張っていた。
あれ以来、沖田や近藤、土方から剣術の稽古を毎日付けてもらい、女中の仕事をやる傍ら剣術にも励んでいた。
体が慣れるまでは基本の構えや、受け身、作法を教えてもらい、彼女自身少しずつでも皆に近づける様にと、体に叩き込んで必死に覚えようとしていた。
そして今日も稽古が終わり、いつもの様に屯所内のキッチンで昼食の準備をしていると土方が声をかけてきた。
土「なぁ琴音」
「ん?どうかした?トシさん」
土「頭痛薬って何処にあるかわかるか?」
食堂にやってきた土方は頭が痛いのか、眉間にシワを寄せズキズキと痛む頭を押さえながら琴音に聞いてきた。
「頭が痛いの?」
土「あぁ、昨晩から殆ど徹夜で書類を制作していたからなぁ
無理しちまった所為か、さっきから頭が痛くてよ」
「そうだったんだ?
あ、ちょっと待っててね!
確か薬箱の中に入ってたと思うから」
そう言って琴音は、キッチンに常備してあった薬箱を引っ張りだし中身を確認し始めた。
しかし、中身を確認しても頭痛薬の箱すら見つからず、入っていたのは絆創膏と消毒液、そして胃の薬ぐらいしか見当たらなかった。
「ごめんなさいトシさん。
こっちの箱には入ってないみたい∪」
土「マジかよ∪」
頭痛薬がない事を知った土方はズキズキと痛む頭を抑え、食堂の椅子に座り込むと、琴音もどうしたものかと考えた。
「あ!そう言えば、頭痛薬じゃないけど、冷蔵庫の中にドリンクタイプの鎮痛剤があったのを見たわよ!」
土「ドリンクタイプ?」
琴音は昼食の準備の時、冷蔵庫の奥にラベルに「鎮痛液」と書かれた瓶を見ていた事を思い出した。
彼女は冷蔵庫から取り出しそれを土方に渡すと、瓶には確かに「鎮痛液」と表記してあり、それしかないなら仕方ないと思った土方は飲む事にした。
”ゴクゴク”
土「Σブハァア!!
な、なんだこりゃ!!∪」
「え!?どうかしたの!?
そんなにマズかったの!?」
土方はドリンクを少し飲んだ後勢いよく吐き出すと、驚いた琴音は彼の背中をさすった。
「もしかして薬とかじゃなかったのかな?∪」
琴音は彼が残したドリンクの匂いを嗅ぎ、彼女も一口体内へと流し込んだ。
「うげぇ!∪
何この超絶甘い味は!!∪
体中の神経を縛り上げるぐらい甘いんですけど!∪」
今まで味わった事の無い甘さに、琴音も表情をゆがめていると、そこにタイミングよく沖田が食堂に現れた。
沖「あ〜あ、それ飲んじゃいやしたか?」
「あ、総悟」
土「総悟、てめぇさっきの言葉どういう意味だ?」
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