第61話 頭の中でいつもあの人の声が聞こえていた
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”カチッ”
【YES】
琴音はズキズキと痛む頭を抑え、震える手でマウスを動かすと、YESと書かれたボタンをクリックした。
その時だった。
ボタンを押した瞬間、机の引き出しがガタガタと大きく音を立てながら揺れ出した。
何が起きようとしているのか分からない琴音は、ゆっくりと引き出しを開けると、その奥にはシルバーのロケット付きのネックレスが黄色く光っていた。
「え…これって……銀…魂?
何でこんな物が…。」
琴音はロケットを手にし、それを開けた瞬間そこには銀時、神楽、新八、定晴の万事屋メンバーの写真が入っており、それを見た琴音の脳裏に忘れていたあの頃の記憶が一気に蘇ってきた。
「Σっ!」
【……俺は何があっても琴音を守る】
”ドクンっ”
【俺は手でも脚でも心臓でも!!
惚れた女は命をかけてでも守る!!】
”ドクンっ”
【…絶対放さねぇよ……どんな事があっても琴音の事放さねぇから】
”ドクンっ”
【…俺はいつだって琴音の味方だ…。
いつだって側にいる。】
”ドクンっ”
【琴音に会えて…こうやって一緒にいられて幸せだ】
”ドクンっ”
【この世界の人間じゃ無かったら何だって言うんだよ!!】
”ドクンっ!”
【俺は認めねぇからな!!
琴音が俺の前から消える事はぜってぇに認めねぇえ!!】
”ドクンっ!”
【俺たちは仲間であり家族だ。
どんなに離れていてもこの関係を崩す事は無い。】
”ドクンっ!!”
【琴音…どんなに離れていても俺たちの事は忘れないでくれ】
”ドクンっ!!”
【俺が愛した女は…これから先も琴音だけだ】
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