第75話 ごめんなさいとありがとうはちゃんと言える大人になれ!
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焰の刃が銀時の腹部に刺さり、ボタボタと血が流れ落ちると、銀時はグッと歯を食いしばりながら焰に反撃した。
お互いの刀が打つかり合うとそこからは火花が散り、全身に痛みを伴おうと銀時は攻めていったが、出血の多い彼の体はフラフラになりはじめていた。
焰「弱くなったな白夜叉!!
昔の貴様はこんなもんじゃなかったはずだぞ!!
もっと私を楽しませろぉお!!!」
”ガキィンっ!!”
”ガァン!!!”
「そうか…そんなに楽しみたいなら俺も相手してやろう」
”ドカァァアン!!!”
焰「Σ何!?」
銀「…ハァッ…ハァッ……ヅ、ヅラ!?」
突然焰の前にボール型の爆弾が飛んでくると、それは勢いよく爆発し、煙の向こうには桂の姿があった。
桂「ヅラじゃない、桂だ!
銀時、貴様何惨めな戦いをやっておる!
ボロボロではないか!」
銀「……ハァッ…ハァッ……うるせぇ」
桂「案ずるな銀時…琴音殿は無事だ」
銀「Σ!!」
桂「今はエリザベスが琴音殿の側についている」
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銀「琴音ええええ!!!!!!」
船から琴音が落ちている時、視線の先には彼女の名前を呼んで叫んでいる銀時の姿があった。
下は海になっているが、落ちればあっという間に海の藻屑となってしまう事は分かりきっていた琴音は、死を覚悟しながらそっと目を閉じた。
ーー銀ちゃん。
ありがとう…元に戻ってくれて
ありがとう…名前を呼んでくれて
「……さようなら」
琴音は次の衝撃に備えた。
ーーーしかし、次の瞬間琴音の体は何者かによって受け止められた。
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