第74話 勝てる相手じゃなくても立ち向かえ!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
焰「おかしな事を言うのだな?
そんな事して、私に何のメリットがある?
私の目的は奴を殺す事だけなのだ…慈愛も慈悲も無いのだよ」
焰は腰から刀を引き抜くと、キラリと不気味に光る刃は銀時達に向けられていた。
こんな奴らなら銀時が一瞬にして片をつけるが、今の銀時達ではそんな事すら出来ない状態だった。
「っ…なら……それなら私だって……
私だってただ指をくわえてばかりじゃいられない!!」
”グイッ!!”
”バッ!!”
琴音は土方の腰に差してあった刀を引き抜くと、彼等を護る様にして刀を構えた。
焰「ほぅ…この私と勝負をするというのか?」
「…み、皆を護るためなら私は勝てる見込みが無くても、護ってみせる!!」
手が…足が…全身が震えてる
私一人の力じゃ勝てない事なんて目に見えている
高「琴音、体が震えているぞ」
「……っ」
焰「君の本能が危険だと察知したんだよ
……『殺される』ってね」
「私が弱いばっかりに…足手まといなばっかりに皆をこんな目にあわせてしまった!
死ぬ覚悟で挑まなきゃ誰も護れない!!
死ぬ事は恐怖じゃない!!
一番の恐怖は大好きな人や仲間達に存在を忘れられてしまう事だから!!!」
高「……っ」
「はぁぁああああ!!!」
”ガキィンっ!!”
【必ず刀に力を入れ、一瞬一瞬集中する!】
”キィンッ!!”
【気を逸らすと刀は読まれちやいやす!】
集中して!!
相手の刀が何処から来るのか!!
目で見て!
音で感じて!!
琴音は以前沖田に教えてもらった基本術の事を思い出していた。
剣術に関しては度素人の琴音だったが、それでも彼女は沖田に教えてもらった事や、体で覚えた事を活かしながら焰と何度も刃を交えた。
焰「クスッ…刀を握った事が無いと思っていたが、まぁまぁ筋はいいんじゃないかね?
だが、そんな基本的な動きばかりじゃ、この私を倒す事はできんよ!!」
.