第73話 先生の教えはいつまでも心に残っている
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高杉は顔を近づけると、琴音の後頭部に手を添えて自分の唇を重ねてきた。
【自分に好意を持っている人なら誰とでもキスしちゃうんだ?】
「っ!…いやぁ!!」
”ドンっ!”
あのとき銀時に言われた言葉が頭を過り、琴音は高杉の体を押しのけた。
「……苦しみや悲しみを背負って生きてきたなら、何でそこから抜け出そうとしないの?
何で太陽の下に出ようと努力しないの?」
高「琴音に俺の苦しみは分からねぇよ
ーーそんなに俺に日の下出てきてほしいというなら、琴音は俺の側にいてくれるのか?
銀時じゃなく俺のものになってくれるのか?」
「……そ…それはーー。」
高「そう言う事だ
…今更変える事なんてできねぇ
…今更抜け出す事はできねぇ
銀時と俺はまさに光りと闇だーー。」
………光と…闇…。
高「どんなに頑張ろうと、俺達が今度混ざり合う事はない」
高杉は再び琴音に近づいてきた。
それに気付いた琴音は彼が一歩近づくと同時に一歩下がり、一定の距離を保とうとした。
しかし、そんな鬼ごっこも長くは続かず、琴音は壁際まで追い込まれてしまい、高杉は彼女が逃げない様に壁に手を押し当てると、琴音を壁と自分の間に閉じ込めた。
高「話しというのはそれだけか?」
「っ……そこを…退いて」
高「ククク…断る
此処までわざわざ来てくれたんだ
折角目の前にいる女を、帰すようなマネするわけねぇだろ」
「離し…ンっ!!」
”チュ…チュプ”
高杉は再び顔を近づけると、琴音の唇に自分の唇を重ねた。
彼の舌が割って入ってこようとしたため、琴音は唇をギュッと閉じたが、次の瞬間高杉は琴音の胸に触れた。
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